スマホを下ろして見る姿

就寝は25時過ぎ、入眠はスムーズ。目が覚めたのは、5時半以降だっただろうか。そこから考え事、いつものルーチンを終えて、寝室を出たのは、6時台だったか。あれ、今日は朝の記憶があいまいだぞ。先ほどまで猛暑にあたられて脳がオーバーヒートしているのかもしれない。いつもなら、このまま朝の日常の描写を記載していくところだが、それじゃあ、オーバーヒートの原因となった今日のメインイベントについてすぐに書いてしまおう。

今日は、長男と長女が通う保育園の夏祭りだったのだ。開演は16時。午前中は会社へ出社、午後は時間休を取得し、自宅へ戻った。着替えをすませ、本日休みの妻とともに会場の保育園へ向かった。もう、その道すがらで既に熱さが尋常ではなく汗が噴き出してくる。こどもたち、大丈夫なのかなあ。踊ったり跳ねたり、熱中症にならなければいいが。

会場の園庭に到着し、15分後ほどたつと、長男が出演するオープニングプログラムが開始された。最年長組全員で踊る「ソーラン節」である。もちろん、父兄陣は近くの撮影スポットに陣取り、スマホや本格的なカメラでの大撮影会だ。僕も最前列でしゃがみながら、長男の一生懸命に踊る姿をスマホで撮影していたのだが、撮影しながらだと、どうしてもスマホの画面とリアルの長男の姿をいったりきたりしながら見ることとなる。撮影している人たちはみんなそうだと思うのだが、ふと「これもったいないな」と感じ、スマホで撮るのはやめた。

最初の部分でもう充分撮影はできているし、ずっとスマホをかざすより、必死に踊っている長男をしっかり、まっすぐ、集中して見てあげることの方がたいせつだ。長男も画像や動画データに残して練習していたわけではない。僕や妻に見せたくて頑張ったんだ。スマホを下ろして、長男だけをまっすぐ見ると、表情のちょっとした変化や、踊りのしぐさがよく見えた。頑張っている気持もすごく伝わってきた。写真や動画ももちろん思い出として残したいけど、それは最低限でいい。ほんとに残したい部分は自分のあたまの中に映しておけばよい。そう思えた、猛暑の夏祭りだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?