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風疫一過 #1

#1 After the stormmaker

このログは2022年9月20日〜22日にかけて神奈川県を旅行した際の記録です。
この旅行に際し、感染対策は十二分に施行、また同時期に列島に直撃した台風については信頼度の高い情報を収集し安全と判断した上で、柔軟なプランを練った上で旅行をしております。
今回の台風で被害に遭われた方の復興をお祈りしています。

こんにちは。辺境の大学でぼちぼち勉学に勤しむタケサンです。
ここではこの秋に横浜鎌倉エリアに旅行に行った際の記録を残していきます。
それではまずは成り行きから、よろしくお願い致します。


2020年春。
当時我ら五人は高校の卒業旅行として卒業後の春休みに大阪の旅行を計画していた。
が。

某知事「卒業旅行も『ナシ』でお願いします」

このたった一言によりこの計画は無情にもお流れとなられてしまった。

2021年春。
今度は別メンバーで大学の春休みに某夢の国へ行こうとしていた。
が。

アナウンサー「感染第六波が爆発しています」

そう、例のアレはまるで我々が旅行に行くのを待っていたかのように的確に旅行期間を爆破した。

今年。
また五人で今度は横浜に行こうという話に。
感染状況はだいぶ落ち着いてきている。
偉い人ストップもない。
時は満ちた!

そう全ては順調だった。
「奴」が現れるまでは。

台風14号。

其れは今年最大最強の台風。
そんなぼくのかんがえたさいきょうのたいふうが旅行初日の目的地横浜を掠めていくのだ。
当然メンバーは錯乱。
もはやAmong usもびっくりの台風召喚士を炙り出す人狼ライクな議論に。

There is 1 typhoon-bringer among us!

とにかく情報を集め、横浜に到着する昼頃は影響も薄いだろうと旅行を決行することに。

そして今に至るというわけだ。

横浜鎌倉旅行録
「風疫一過」 #1
After the stormmaker

ここで今回の旅行のメンバーを紹介しておく。

北海道代表・陸がキツいのなら空から ラム
大阪代表・新大阪駅でビートを刻む カレン
兵庫代表・娯楽旅行に課題を持ち込んだ カズ
徳島代表・徳島脱出でグダる 筆者(タケサン)
広島代表・新幹線で女性に席を譲る ソルティー

以上のスタート地点が驚くほどバラバラな五人の旅をタケサン視点でお届けします。

さて
列島から隔絶され、「死国」とも称される絶望の地・四国に住む私の朝は早い。
他の四人誰よりも早く行動が始まる。

この監獄から抜け出すために橋を渡らなければならないのだ。

前日の台風で大鳴門橋、明石海峡大橋ともにやられていたようだが朝には復旧。
高速バスは生き永らえておりこれを利用する。
高速バス停に到着。
だいぶ早くに着いたのでしばらく待って、そろそろ着いてもおかしくはない時間だが…

・・・あれ?
バスが来ない。

調べたらネット上では表示されていないが運休になったらしい。

緊急事態じゃねえか。

急遽次の便に振り替えてもらい、神戸を目指す。

・・・あれ?
バスが来ない。

どうやら遅延していたようだ。
本当に乗り場間違えたとか乗り遅れたとか心配になるから遅延のお知らせを出して欲しかった!

とにかく予定から30分遅れた出発。
新幹線の乗り換えに間に合うだろうか。
ちなみに問題の橋通過時にめっちゃ揺れた。
私は乗り物酔い耐性は高いがあれはリバース案件になりかねないと思った

高速バスは驚くほどクソミドリな淡路島を通過し、新神戸駅に到着。

無事乗り換えに成功した。

新神戸駅!
なお母はこの写真で新神戸駅と分からなかったらしい。
確かに思ったよりミドリだもんね。

さて新幹線。
なんか、めちゃくちゃはやい。(小並感)

カレンの合流地点、新大阪では到着時行列でビートを刻むカレンが目撃された。

新幹線の中で隣に座っていたカズの横に
一般通過おじさんがタバコ箱を落とし素通り、カズに未成年者喫煙およびヘビースモーカー疑惑がかけられる事件があった。

さらにふいにPCを開くカズ。
曰く学校の課題がやばいらしい。
サラリーマンもびっくりのムーブでレポートを書き進めて行った。
そして酔った。そして寝た。

のぞみでは止まることのない静岡県を尻目にハイスピードで突き進み、新横浜駅到着。
ここから地下鉄で横浜駅へちょっと移動。
ここが北海道から攻めてくるラムとの合流点であった。

が。
ラムがまだ来ていない。
四人がついた段階でまだ押上駅(東京)!
彼は羽田ではなくなんと成田から横浜侵攻なので否が応でも東京横断を決行するしかないのである。
と、いうことで
我々は横浜駅の入る建物を警察のガサ入れのごとく徘徊した。
ちょうどソルティーが眠くなり、不意をつき置き去りドッキリを仕掛けてリアクションを楽しんだ頃にラムも到着。

例の5人はついに集結した。

しかしまだいまいち食べていない(要検証)のでカフェでプチランチ。
私はどういうわけかお腹が満たされている感覚がしていたのでフラッペで済ました。
他の新幹線勢3人も心なしかなぜかフレンチトーストを前に渋い顔をしていたような気がするが、それは気のせいだろう。きっと。

私は悉く流行に弱いので私はこれが本当にフラッペなのかわからない。
ついでにどう飲めばいいのかもわからない。
でもおいしかった。

さて今日の予定は合流だけではない。
きちんと観光も入れてある。八景島シーパラダイスの水族館である。

横浜駅で京急の往復とシーサイドラインのサポート、さらに八景島水族館まで入れてしまう万能型切符を購入、列車に揺られた。

そしてついに到着。
到着したのだが…

あれ?思ってた道と違う?

どこココ!
雨降ってるし!

とても外を長く歩くようなコンディションではなかった。
2kmくらい歩いたのちに、水族館に到着。

そして先ほどの水族館チケットを使って水族館内部へと侵入。
水族館に入った我々が展示で初めて目に入ったのは…
南国のサカナとチンアナゴである。
ソルティーとカレン曰く、やることはひとつだそうだ。

ソルティー「さかなー」
カレン「ちんあなごー」

これは狙っているのでは、という配置であった。
(私はいろんなところで流れるこのセリフを知ってはいたが元ネタが分からなかった)

この水族館では結局ソルティーがドクターフィッシュの角膜喰いをループして手が異常にツルツルしたりプレーリードッグになったり、カズがぬいぐるみの手触りに魅了され永遠スベスベbotになったりした。

あとセイウチはやたら暴れ狂い、タカアシガニは1つ1つの動作に10秒くらいかけて世界一緊張感のないナワバリ争いをしていた。

あと水族館なのにレッサーパンダが降臨なさっていた。

水族館なのに。
…可愛いからOKです。

ここでの我々の戦利品(お土産)はこちら。

あつまれ すいさんの森

ぬいぐるみばっかりじゃん!
私は右のアザラシ+鮫に加えクッキーを購入している。
ちなみにアザラシに尋常じゃないくらい圧をかけているサメたちは、少しでも人間が圧を加えるとやたら気の抜ける変な音をあげる。

こうして相合傘をしたのに濡れながら駅まで戻り、本日のホテルへと向かった。
本日の夜ご飯はせっかくなら少し奮発しようぜ、と焼肉である。
ちなみに最寄りの横浜駅からホテルまで徒歩で15分、さらにホテルから今晩のご飯どころであるヤキニク屋さんまで10分の徒歩。
都会の人の歩数がなぜやたら多いのか自身の体力のなさを以って理解することとなった。
私の膝は今宵も嗤う。

今宵の余興は罰ゲーム付きポーカー。
やたらフラッシュばっかりできて勝ち続けたらヘイトを買って強制ライズ、順当に負けて狩野英孝のモノマネをさせられました。

見事にスベりました。

…もう嫌だ!私はもう寝る!

ちなみにカズの課題はまだ終わっていない。

ということで1日目の記録は以上。
明日に続くよ。

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