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タケサン
2024年5月16日 12:09
四国遍路が、牙を剥く。この日は10番切幡寺から。欲心を ただ一筋に 切幡寺 後の世までの 障りとぞなる第10番札所 切幡寺この札所は車遍路の最初の試練となる。カーナビなりGoogleに切幡寺と打ち込んでみよう。それは県道237号近くの寺町を上がるルートを提案するだろう。これは罠である。この道に入ったが最後、道にはみ出た看板や軒先に圧迫されたまま、対向車をかわすこ
2023年11月17日 11:38
【Apology】怠惰でした。(一年休み)この日は6番安楽寺からのスタート。仮の世に 知行争う むやくなり 安楽国の 守護を望めよ第6番札所 安楽寺安楽寺は整った境内に加え、宿坊が有名である。そこには山号の温泉山の名に違わず、宿坊として珍しく、本物の温泉が付いている。そのため歩き遍路の場合は1番から始まりここで1日目を打ち止めするのがポピュラーなムーブとなる。しか
2022年4月14日 00:05
時を戻して2022年。徳島を往く或る車は再起の札所に到着する。さあ、始めよう。ハンドルは私の番だ。極楽の たからの池を 思えただ 黄金の泉 すみたたえたる第3番札所 金泉寺この旅の再起の札所となったのは3番・金泉寺。静かな住宅街の中にあるフラットな札所である。かつて1番2番で赤ん坊であった我が妹も自我を抱き境内を喜び走り回っている。当然であるが妹の「納札」も用意して
2022年4月1日 20:55
霊山の 釈迦の御前に めぐりきて よろずの罪も 消えうせにけり第1番札所 霊山寺徳島を走る一台の車。運転するは筆者。向かっているのは1番札所、霊山寺ではなく3番札所、金泉寺であった。思い出されるのは3年前。1番霊山寺と2番極楽寺を訪れた時のことである。あの日は雨だった。妹が生まれたことを祝し、お遍路の旅を始めてみることとなったのだ。当然3年前で高校生なので運転は不可能。母の運