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衝撃の事実 ①

振り返り⑬
2021/06/05

ストップしていたサッカーの活動が再開。
9時スタートの練習にいつものように準備をしていたけど頭痛で動けない。

サッカーだけは行けるだろうと期待していた微かな希望が打ち砕かれた。

そんな状況でも監督には会いに行く、
ちゃんと監督と話をすると言うので、その旨を連絡した。
少し前に話しておいてよかった。
何時でもいいから待ってると言ってもらえてひと安心。

たぶん1時間半位経ってたと思う。

グランドに到着すると顔馴染みのコーチが入れ替わり声をかけてくれる。
監督をがこちらに来てくれてグランドの中で話そうと。

息子は監督の後をゆっくり歩いて行った。
しかしグランドへの1歩が出ない。
まるで見えない壁があるかのように。
衝撃の光景だった。

なんで?なにがあったの?
監督と息子の間にわたしは入れない空気があった。

優しく声をかけてくれる監督。
みんなのところへ行こう、仲間のいるところへ行こうと何度も声をかけてくれる。
とうとう泣き出してしまった。

わたしも涙が止まらなかった。
あんなに楽しく頑張っていたサッカーに行けないってどういうこと?
グランドにはいつもの光景。
久しぶりにチームメイトが揃ってるのに、なんで息子はあそこにいないの?
見ていられなかった。

もういいです!
連れて帰ろうとするタイミングと同時に、監督は  ここで話そう  と。

どうしたらよいかわからない息子に
「今までずっとみんなをひっぱってきてくれた。ぽん太郎が悩んでるなら仲間を頼りなさい。しんどいねん、助けてほしいって言ったらみんながひっぱってくれる。チームメイトを信じて」と。

(わたしはその言葉に胸を打たれたけど、後から息子はピンとこなかったと言っていた。
監督が言ってる事は正しいしわかるけど、これは俺の問題だから俺しか解決できない って。)

息子と監督が向き合っている間、わたしは何人かのコーチと話をして、
いつでも待ってる とか、なにがあったんや とか、わたしを気づかってくれる言葉とかにホッとするのと同時に、
甘やかしてる、行ってこい!って強く背中を押さないと とも言われた。

この時の事は後からとても後悔した。
なんで言い返さなかったんだろう。
またいい顔してしまった。
この時はまだわたしがわたしの気持ちを押し殺していた。

監督との話も終わり帰り際に
キャプテンと副キャプテンに指示を出していた。

え?キャプテン決まってるの?
副キャプテン?息子は?
(5年生の時に学年の副キャプテンで頑張っていた息子。例年ではそのまま持ち上がり副キャプテンは複数になる)

なにがなんだかわからないまま 
チームの新体制を聞いたけど、息子にはその事を聞けなかった。

#不登校 #不登校児 #不登校生 #不登校の親 #明るい不登校 #選択の自由 #多様性


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