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昇進・起業したかったら鍛えたい3つの力

恐らくこの記事を読んでくださっている方は現状に満足せずに成長し続けたいと思っている方が多いと思います。

今日は、「昇進」「起業」するためにはどんな能力が必要なのか?についてお話したいと思います。

もし、あなたが、昇進したのは良いけれど部下が付いてこない

マネジメントができないから結果も出せず上司からも評価されない

のでは、あなただけではなく周りも不幸ですよね。

やはり、せっかく昇進するのなら

部下から信頼されて

上司からも評価されて

自分も充実感を得られていたら最高ですよね。

では、そんな人になるには、どんな能力を伸ばせば良いのでしょうか?

昇進・起業したければ身に着けたい力はこの3つ

ここでは、能力を3つに分けて考えます。

専門能力(専門知識)
人間理解能力(相手の気持ちを理解して、働きかける力)
概念化能力(企業を総合的に捉えることのできる能力)

です。

それぞれの職位でこの3つの能力が必要な割合はこんな感じです。

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キャリアアップするにつれて求められる分量

専門能力は減少傾向にあって
概念化能力は増加傾向。
人間理解能力はどのレベルでも同じように求められる。

と言えます。

まずは専門能力

新卒で入社したら、まずは現場で実務に携わることが多い従業員(スタッフ)としての経験を積むことが多いはず。

その仕事によりますが

入社1年目・・・教わったことを教わった通りに出来るようになる
入社2年目・・・教わらなくても自分のことは1人で出来るようになる
入社3年目・・・自分のことはもちろん、後輩の面倒も見れるようになる

という感じで、3年でやっと1人前。というところが多いのではないでしょうか?

(ちなみに、その後、異動したり転職した場合も、この「3年サイクル」で一巡するかなと思います)

肩書がない段階では、何はともあれ「専門知識」を付ける能力を磨くことが求められます。

次に「人間理解能力」

そして、同時に上司や先輩、後輩やお客様との関係性を有効に築くことができる「人間理解能力」も同時に磨く必要があるといえるでしょう。

特に入社して3年目くらいまでは「お世話になりっぱなし」なはずです。

面倒を見てくださる関係性を作れるか?も大切。

課長クラスくらいまでは「専門分野」の知識と「人間理解能力」だけでなんとか仕事は出来るはずです。

そして、概念化能力。

これが部長クラスになると「専門知識」がなくても、良くなります。

なぜなら、「専門知識を持っている部下」をマネジメントすればよいからです。

組織の中で上の方になるにつれ必要になる「概念化能力」とは企業を総合的に捉えることのできる能力で「物事の本質を見極めて、それに基づいて現実世界を客観的に検討できる力」とも言えます。

この能力が高い人は、目の前の出来事から「本質」を見抜いて必要な情報を抽出して方向性を導き出すことが出来るのです。

そのためには、
「具体的なものを抽象化する」
「抽象的なものを具体化する」
能力も必要です。

要は、目の前のことだけに目を奪われるのではなくて目の前の出来事から「本質」を見抜いて課題を見つけ、解決策を講じることができる能力。

例えば、元京セラを創立し、その後JALを再建した稲盛和夫さん。

元々はセラミックを作る製造業の社長です。

その後KDDIを設立し、通信業の会社の社長をなさっていました。

でもJALは航空業界。

なぜ、製造業→通信業を経て、まったく畑違いのJALをなぜ再建できたのでしょうか?

それは、どの企業にも通じる「経営」についてはプロ中のプロだったからです。

業界が違っても「経営」という視点で見れば共通点はたくさんあるはずです。

恐らく航空機に関する知識は殆ど持ち合わせていなかったはずですが(入社後には勉強なさったかもしれませんが)、これまでの経験を応用なさって異業界でも、結果を出すことが出来たのです。

このように、トップに立つ方と言うのは、目先の「製造業界」「通信業界」「航空業界」という枝葉のことではなく、どの企業にも通じる本質である「経営」という視点を持っているので、このようなことが出来るのです。

「木ではなく森を見る能力」これが「概念化能力」です。

そして、やっぱり「人間理解能力」

最後にもう一度この図を見てください。

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どのレベルにも、一番大きな割合を占めているのが「人間理解能力」です。

どんな仕事でも、一切他者と交流しない仕事なんてありません。
(お金を頂く以上、何らかの形で他者と「接点」があるはずです)

ですから、この能力は全てのレベルで必要になります。

経営者は、専門知識が少なくても専門知識が豊かな部下をマネジメントできれば何も問題がありません。

その代わり、日々の出来事(情報)から「本質」を見抜いて課題があれば対策を講じることが出来れば良いわけです。

・・・ということは、起業に必要なのは?

これを見れば「起業する時にはどんな能力が必要か?」も分かりますよね??

例え会社を設立せず個人事業主だとしても「経営者」であることは変わりません。

ということは、専門知識だけではなく人間理解能力や概念化能力が必要となるということ。

専門知識を活かして1人で起業したいのであれば専門能力を減らすわけにもいかないのでお一人様起業は専門知識も人間理解能力も概念化能力もバランスよく持っている必要があるということです。

どんなにたくさんの資格を持っていても起業が上手くいかない理由は、これ。

これを分かっていないから、起業して1年目で消えていく人が多いのです。

みんな「専門能力」のことしか考えていないから。

これが分かっていないと、せっかく資格を持っていても起業しても軌道に乗らないのです。

終わりに

いかがでしたか?

今日はキャリアアップ・起業したかったら、この能力を鍛える!をテーマに
3つの能力についてお話しました。

組織の中で生きていくにしても、起業するにしても、この3つの力をバランスよく育てていきたいですね。

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