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今のゴルフ場って?(12)酒

1年ほど勤めたゴルフ場を辞めた区切りとして、ゴルフ場に対する思いを忘れる前にnoteに纏める事に。
今回は「酒」に対する思いを纏めてみます。

酒の印象

ゴルフをやっていた若い頃は昼食時にビールを飲むのがデフォルトでした。午前中のラウンドを振り返りながら一杯飲み、ふわっとした気分で午後のラウンドに向かう感じ。
しかしゴルフ場のスタッフとしてみるとお酒は重要なアイテムと感じました。大きなコンペが入った日はお酒絡みでレストランの売り上げがかなりアップします。さらに(一部の)お客にとっても重要なアイテム。スタート前のコンペ開会式では持ち込んだ缶ビールで朝から皆で乾杯をする姿をよく見ました。またコース売店のゴミを回収すると、缶ビールの空き缶やカップ酒の空き瓶が毎日のように捨てられています。
ゴルフをプレーする為に来たのか、酒を飲む為に来たのか、と思う日がたびたびありました。

酒の機能

ゴルフ場は非日常を楽しむ場でありコミュニケーションツールとしての機能もあるので、お酒との愛称は良いでしょう。ゴルフ場にとっては「その日1日を楽しんでもらう」事が大事なので、お酒を「適量」「マナーの範囲内」で楽しんでもらえれば重要なアイテムになります。
レストランでしっかり飲んでもらえれば売り上げ的にも助かるので、お互いwin-winの関係ではないでしょうか。
ただしコース上でのお酒は有効活用されていない印象です。夏の売店には多くの缶ビールの空き缶んがごみ箱に捨てられます。気持ちは分かりますが脱水症状を防ぐ為にはコース上での飲酒は控えていただきたいです。また状況によってはプレーの遅延にも繋がるので、他の組にも影響が出てしまいます。寒い冬にスキットルでウイスキーを持ってラウンドするくらいが風情も出て、ファッション的な楽しみ方にもなるかと思います。

これからの酒

全く触れてはいませんでしたが、当然飲酒運転はだめです。勤めていたゴルフ場でも飲酒運転を認めるような事は有りませんでした。「飲んでいる人は運転していない人」という大前提での事ですが。
なんとなくですが「非日常の遊び場」といった共通認識が「世間」にある事で、うるさく言われていないのではと思っています。今後ゴルフ帰りで飲酒を起因とした事故が起こる事例等が有れば、ゴルフ場での飲酒にも厳しい目が向けられるでしょう。
とは言えゴルフ場から先に変わっていく事は難しいと思います。

#ゴルフ場 #酒 #ビール

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