スタンダード(DMU~BLB)放浪記#1 ゴルガリを倒すゴルガリ
スタンダード。
MTGの基幹となるべきフォーマット。
直近では、他のフォーマットはやっているがスタンダードはやっていないという層も多い。
筆者も下環境ばかりで久々にやってみたのですが、面白い。
下環境だと、その環境のセオリーが構成され、排斥されるデッキが生じる。
つまり、レガシーでは青という色は5分の1ではなく、最も重きを置かれる色。
モダンでは《ナドゥ》を、パイオニアでは《ソリン》から出てくるデカブツへの対処を常に考えなければならないわけですね。
それがメタゲームであり環境なんですが、いささか窮屈。
『《意志の力》や《ナドゥ》や《ソリン》を倒すデッキ』よりも、『その辺りを使った方が簡単じゃね?』って話になってしまう。
カードプールが広くなると、それに伴ってセオリーの壁が厚くなり、オリジナルデッキで挑むこと、のハードルが高くなる。
対して、今のスタンダードは多くのデッキが群雄割拠。
筆者は緑軸でクリーチャーで殴るという戦術を好みますが、他のフォーマットだと、まあ、成立しない。
ゲームバランス的に必殺コンボの再現性が高く、速度がも早すぎて殴るデッキを使う理由が薄くなっています。
しかし、スタンは殴れる。
コンボやコントロールよりも殴ることが勝利への近道。
更に今ならMTGアリーナという試行数を家にいながら稼げるハイパーツールがある。
というわけで、筆者が感じた環境雑感とか。
今回しているのはこの辺り。
『ゴルガリミッドレンジという選択肢』
現環境の王者、ゴルガリミッドレンジ。
殴って除去して殴る、最も原始的なMTGにして環境を定義するデッキです。
ちょっと前のパイオニアのラクドスミッドレンジもそうなんだけど、
環境の中心にベーシックな戦い方をするデッキがあると、フェアデッキを回していて良い環境なんだと足を伸ばせる。
個人的に好きな環境です。
普通に1枚ごとの性能が高い中、一撃必殺の瞬殺コンボまで搭載できる。
除去やハンデスも兼ね備え、勝てないデッキが存在しない。
2枚や3枚を組み合わせて強力になるカードは他にも多々あるが、それらのカードの片割れを妨害できる。
つまるところ、このデッキを相手にするときは単独で強力なカード、で勝負せざるをえない。
黒の汎用パッケージが強すぎて、オルゾフ(白黒)やディミーア(青黒)、ラクドス(赤黒)も存在感がある。
で、筆者が回しているリスト、スゥルタイはコレを弄ってる。
トップメタのリストをそのまま使うのは癪だが、僕本人の嗜好に合いすぎているので、色を足した。
最初は赤を足してジャンドにしてたんだけど、色を足すメリットが見いだせなかったので、スゥルタイにしたらMTGアリーナのプラチナ帯を突破できた。
ゴールド帯までは1勝で2ポイントプラス、1敗で1ポイントマイナスなので5割でも突破できる。
プラチナ帯は1勝でプラス1、1敗でマイナス1なので、勝ち越さないと突破できない中、スゥルタイ軸にしたら突破できたし、ゴルガリ相手にも勝率が良かった。
土地26枚だと多く25枚だと足りないので、コレで誤魔化す。
1マナのアクションに《強迫》や《切り崩し》だと効かない相手に効かないが、最低限の肉なので、手に馴染む。
コレがあると2ターン目に《亭主の才能》を置いたとしてもカウンターを置く先になれるし、
ミラーマッチでの《ヴェールのリリアナ》や《勅令》の布告避けにもなり、潤滑剤として評価してる。
相手の《失せろ》ででた地図トークンを食わせてると、4/4くらいになることもしばしば。
んで。
試行錯誤をして到達したのがコレ。
元々、発表段階から注目していた。パイオニアでも存在感を発揮している4マナの《カリタス》に近いからね。
意識して作られているのは間違いないと思う。
基本的に相手が死亡すればそれがトークンになる。
細かいところで結構挙動が違うが、基本的にはパイオニア級のポテンシャルがあると思う。
ならず者なので《保安官を撃て》に耐性があり、護法2もあるので先攻で置くと1ターンは生還できる確率が高い。
相打ち上等で殴り掛かるときの《腐食の荒馬》とも相性が良いし、相手の《苔森の戦慄騎士》を追放して再利用を許さない。
《黙示録、シェオルドレッド》も除去が多すぎて大概は能力を使えないので、こういうカードが妙に頼れる。
今流行の《群れの渡り》の軍団を受け止めやすいし、《怒りの大天使》の火力にも護法で耐え、《溶鉱炉》のトークンが自爆するだけでトークンを付くり、相手が《一時的封鎖》でザコを巻き込むだけでコッチにはネズミトークンが出る。
同じく青タッチの理由。
ヘビー級のコントロールデッキ相手に太刀打ちできないので、メインからカウンターとして搭載。
サイド後のフィニッシュ枠はこちら。
アグロ系相手だと役に立たないからサイドだけど、
ある程度長引いたとき、探検マーフォークたちが伸ばした土地から襲い掛かる。
《アクロゾズ》などのクリーチャーもキャッチできるし、防御を担当して粘り、相棒の《ボー》が殴り掛かるだけで勝てる。
んで、16勝7敗でダイヤ帯まで入れたものの、ゴルガリミッド相手には4勝1敗でかつ2試合は後手からの2-0のストレート勝ち。
まあまあ手応えがあるものの、版図ランプ相手には0勝3敗と大きく負け越しています。
MTGアリーナでは当たりたい相手とばかりは当たれないものの、次はその辺りを攻略していこうと思います。
次回! オリジナルリストでミシックランクへ上がることはできるのか! ハチヨンの明日はどっちだ!
当記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツで…………とか言って終わろうと思ったんだけど、この記事を書き上げてから翌日もヒマになったので、延々とやってたら。
ミシック行きました。
微調整を繰り返し、オシャレポイントだったボニーポールが抜けた。
枠がねー。
1枚目の段階だとボロス召集と当たる機会があまりなかったので《ギックスの命令》を取ってなかった。
やはり要るわコレ。ないと勝てん。
最終的な勝率は七割弱くらい。
当記事はファンコンテンツ・ポリシーに沿った非公式のファンコンテンツです。
画像はMTG日本公式より引用しています。
ウィザーズ社の認可/許諾は得ていません。
題材の一部に、ウィザーズ・オブ・ザ・コースト社の財産を含んでいます。
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