見出し画像

コーナーで差をつけられた

「足速い奴がモテるのは小学生まで」という都市伝説があるが、それはウソである。

たぶんこれは足速い奴が謙遜で言うためだけに悪ふざけで作った噂だと思う。
足速い奴はいくつになってもモテる。

確定的な証拠はない。

ただ、一度「自分が出会った男性の中で一番モテていた人」を想像してみて欲しい。

そいつ絶対足速いでしょ。はい論破。

「小学生にモテる=足速い奴」のように、モテる人の傾向は人生のステージによって変わるそうだが、それらは全て「足速い奴」の言い換えに過ぎないのである。

例えば中学校では不良がモテるが、不良はみんな足速い。

高校は部活頑張ってる奴がモテるが、部活頑張ってるって要するにずっと走ってるってことだ。

大学は体育がないから中身勝負かもしれない。

しかし小中高モテなかった足遅組は性格が腐るのでもう駄目だ。
結局は恋愛経験豊富な足速い奴がモテる。

大学では頭がいい奴がモテると言う意見もあるが、完全に嘘だ。
休み時間勉強してるような奴のことみんな意識高いとか言ってバカにするではないか。
頭の良さは、留年ほどではないけどちょっとバカくらいがちょうどいい。

社会人になったら金持ちがモテる。やっと鈍足の時代が来た。
足遅い人は金目当てを待つしかないのかとは思うが、そんなことはどうでもいい。

と思ったら、大企業は体育会系しか採らないらしい。企業にもモテない。

老後、老後なら大丈夫だ。
老後は趣味が合う人がモテるはず。あと老人ならみんな足遅いはず。俳句読んでりゃモテる。

鈍足の人生は70からが本番だ。

でも足遅い奴についてもう一度考えて見て欲しい。

元々の足腰の弱さプラス運動不足。
あと肥満だったら例外なく足遅い。

こんな奴、多分70まで生きられない。


もうモテるモテないの問題ではなくなってきたが、なんで足遅いだけでこんなに損しなきゃいけないんだ。
今の時代、電車に乗ればみんな同じ速度になれるのに。

原因は、「キモい」からに他ならないと思う。見た目は同じなのに走るスピードにこんなに差があるなんて、鈍足の人はさぞキモいフォームで走っているのだろう。

自分の話に限れば、僕は手長足長のガリガリなので、走ってる時は千と千尋の釜爺みたいな状態になっていると思う。キンモ。

とにかく、動きがキモい人のキモさが1番よく現れるのが走っている時なのだ。

そして子供は純粋だから変なフォームで走ってる人に平気で「キモい」と言えるし、そう思うことも何も悪いと思っていない。
そしてそんな奴らとは真逆の足速い奴が好きだと堂々と言うことができる。

大人になると変に気を遣って遠回しに言うようになるだけだ。

大企業が体育会系しか採らないのも、チームワークがどうとか言ってごまかしてるが本当はキモい人と働きたくないだけだと思う。
チームワークなんて文化部でも鍛えられる。

人間の好みなんてそう簡単に変わらない。
いくつになってもみんなキモいものが嫌いなのだ。


自分で自分のことキモいキモい言いすぎて悲しくなってきた。


好きなタイプなんて全部足速い奴の言い換えだと言ったが、素直に足速い方が好きと言ってくれというわけではない。

全人類に足が速い奴が好きだと豪語されたら僕は終わると思う。

むしろわざわざ気を遣って言い換えてくれてありがとうという感じだ。

鈍足の方々に少しでも希望を与えるため、皆様にはこれからも「足速い奴が好き」という感情をごまかし続けて頂きたい。


あと、「足速くてもモテない奴はいるぞ!」と言いたくなる人がいるかもしれないが、それは単に俊足という長所を凌駕するほどの欠点があるだけだと思う。そこは自分で考えて頂きたい。








サポートは生命維持に使わせていただきます…