飛び出す勇気
何歳になれば1人で自転車に乗って、
好きな場所へ行けるのだろう。
いったいいつになれば、
自分のやりたい事がやれるのだろう。
その答えは、
年齢や時期で決められるものではない。
そう思う。
行くと決めた時、
やると決めた時、
その時だ。
もちろん、安全のために練習をして、
行ける!と感じてからやってみる。
しかし、その安全はどこまで確保すれば良いのだろうか。
かつて信頼のコブクロを破いていた小さなその手が、今はハンドルを握り新たな世界へ漕ぎ出して行く。
親が作り上げてきた安全な世界から、
飛び出す勇気が求められている。
だけど、本当に勇気がいるのは親の方だ。
自分の足で世界を広げる。
その過程を見守る事しか出来ない。
無事な帰りを祈る事しか出来ない。
信じて、送り出す。
そして、負けてはいられない。
自分自身も、
安全地帯にとどまるわけにはいかない。
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