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歴史を変えよ

こんばんは。
浅川隼人です。

久しぶりのnoteですが、最後までお付き合いいただけたらと思います。

いよいよ明日奈良の歴史が変わります。

2022.11.5

この日。
奈良に新たな歴史の1ページが刻まれます。

そう。
奈良に初めてのJリーグクラブが誕生するのです。

まだ確定したわけじゃありません。
ただ、強い気持ちを込めて戦う為にも先に宣言しておきます。

僕たちは明日三重に勝ち、Jリーグの切符をホームで皆さんと一緒に手に入れる。

そう誓ってnoteを始めていきたいと思います。

僕自身、人生を賭け強い覚悟を持って奈良にやってきました。

ぜひまだ見られてない方はこちらのnoteを先に見てください。

奈良クラブの現状

3月13日に2022シーズンのJFLが始まり、ここまで27節歩んできました。

奈良クラブはこれまでの戦績は14勝10分3敗。
勝ち点52の得失点差は+21で現在2位につけています。

JFLの昇格条件である観客数1試合平均2,000人というのをクリアし、11/1のチェアマンヒアリングにて、残るは結果の条件が満たせば昇格が可能となりました。

順位表をあらためてみると

第27節時点奈良クラブは2位

次の試合で勝つことができると4位以内かつ、J3ライセンスを持っているチームの上位2位以内に入ることができるので、昇格が決まるということになります。

奈良クラブの今まで

2022シーズンは最初から順調だったわけではありません。

開幕戦はなんとか勝利したものの10試合終わって
3勝5分2敗で勝ち点14の8位。

僕らが目指しているのは優勝。

そこから逆算すると、かなり厳しい状況でした。

しかし、ここで大きなターニングポイントが訪れました。

〝選手全員でのミーティング〟

ベテラン選手から若い選手まで今思ってることを伝え合い、もう一度士気を高め、次の試合に向かい、そこから初の連勝につながりました。

僕自身、今年の1番の強みはチームの雰囲気にあると思います。

それは昨年までいた熊本も同じような雰囲気を持っていました。

一言で言うと『誰しもが意見を言い合える環境』を作れるかどうかです。

出てる選手、出てない選手、ベテラン選手、若い選手関係なく、皆が平等に意見を持ち、意見を伝え、皆で同じ方向を向く。

これこそが、昇格するチーム、優勝するチームの雰囲気だと僕は思っています。

生駒山ダービーを制した後の集合写真

この雰囲気を最初から作れたからこそ、ここまで歩めているのだと思います。

練習の雰囲気もそうです。
全員が自分が出場して活躍することに貪欲で、強度高く取り組んでいます。

だからこそ、メンバーが変わっても、力が落ちることがなく、そのメンバーが活躍するということに繋がっていると思います。

そして何よりチーム全員がチームのゴールを喜び、チームの勝利を喜ぶ。

これほどまで強く固いチームの団結力はどこのチームにも負けないと思っています。

最高の瞬間

奈良クラブの活動

今年から奈良県の39市町村全てを応援するプロジェクト『39市町村応援プロジェクト』が始まりました。

詳しくは奈良クラブのnoteをご覧ください。

奈良クラブ農園を開園したり、市町村に訪問したりして、知る、触れ合う、発信することで応援をする活動をしてきました。

Jリーグでは正直、ただ勝つことが至上命題になっているクラブもある現状があります。

もちろん理念やビジョンは各チーム持っていますが、それを表現できているチームはそう多くありません。

僕自身スポーツの価値は〝応援力〟だと思います。

熊本にいる際には豪雨災害があり、弾幕や僕らの活躍が力になったということを話していただいたり、熊本地震の際は全くサッカーに興味なかった方が、ラジオで流れるロアッソの話題で涙を流し、そこからロアッソのことを応援するようになったと話してくれる方もいました。

豪雨災害時の応援幕

地域の選手が発信することがどれだけパワーになるのか。
それを肌身で感じることができました。

それと同時にコロナになり、無観客での試合開催があることで、僕らも応援の力を誰よりも知っていることをあらためて実感しました。

スポーツは唯一台本がないものだからこそ感情が揺れ動く。

それが熱狂を生み、その輪での強い繋がりの応援力こそがスポーツの価値だと思うのです。

JFLで14,202人の来場でのゴール裏

スポーツは1人ではできません。
サポーターがいなければ興行も成り立ちません。

そして、パートナーがいなければ、そのチームの意義はありません。

スポーツはそれほどまでも繋がりを強くし、大きな力を生むのです。

14,202人は圧巻でした。

このようにスポーツ不毛の地と言われる奈良でJリーグをも超える14,202人のサポーターと共に戦えたのは、紛れもなく奈良クラブが小さなことを奈良の皆さんと一緒になり活動してきたからだと思っています。

結果だけ出していたらきっとこのようなことはなかったでしょう。

奈良クラブに関わる全ての人が、奈良クラブに接点を作り、横の繋がりを広く、強くしてきたからだと思います。

超満員のスタジアム

浅川隼人として

冒頭に僕の加入時のnoteを置いておきましたが、僕自身本当に強い覚悟を持って奈良クラブに加入しました。

チームをJリーグに昇格させること、そして個人としては15点以上取って得点王になること。

そして何より、奈良クラブをJリーグのロールモデルとなる礎を築き、奈良に根付かせる。

僕自身もロールモデルとなる選手になるために奈良にやってきました。

沢山の選択肢の中で正直一番難しく、険しい道を選択しました。

奈良初日の東大寺にて

夏まではなかなか個人的にもゴールで貢献することができず、苦しい時期もありました。

その時に支えてくれたのはやはりサポーターでした。

試合で掲げてくれた〝目覚めよ〟の横断幕。
あの瞬間から何かが変わった気がします。

そして僕自身、どんな時も夢を口に出して、目標を口に出して、自分にハッパをかけてきた。

言ったからには責任を持ち、自分を真っ当しなければならないからこそ、口に出すようにしている。

だからこそ、どんな結果であれ、次に向け100%の準備をし続けてこれたし、一喜一憂せずにただ前を向いて一歩一歩進んでくることができている。

残り3試合となった今。
いよいよ昇格をかける試合が明日やってくる。

個人としても得点王に向けて15点という最低の基準まで残り1点となった。

次の一歩こそが奈良の歴史を変える。
僕自身の人生を変える一歩となるのだ。

ゴール後のパフォーマンス

決戦前夜

今日もいつものように練習をして、色んな試合のハイライトを見て、少し仕事をして、このnoteを書き終えた。

この後は奈良健康ランドに行き、ストレッチをして寝るだけだ。

そして明日はラジオ体操をして、準備をしていよいよ人生を賭けた決戦に向かう。

このnoteを書いているせいかいつもより明日がワクワクする。

Jリーグがない奈良県にJリーグクラブが生まれるのだから。

2022.11.5
奈良の歴史が変わる日。

いや僕らが奈良の歴史を変える日。

明日は皆さんにとっても素晴らしい日になることでしょう。

皆さんの目の前で昇格をお見せします。
ぜひ明日も共に戦ってください。

準備はできていますか?
さぁ行きましょう。

奈良に新たな歴史の1ページを。

歴史を変えよ

浅川隼人

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