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Nikon D3とAi-S Nikkor 50mm F1.2で撮る大津

昨日は私の地元である大津を歩いてきました。
なぜかって?近いからです。それだけ。

今回お供するレンズはAi-S Nikkor 50mm F1.2。1978年に登場したオールドレンズです。

F1.2のレンズとしてはだいぶコンパクトに収まっているのが一つの特徴。現行のNIKKOR Z 50mm F1.2Sなんかと比べるとだいぶ小さいです。まああれはあれで大きさなりの性能が得られるわけですが…

このレンズと1200万画素であるNikon D3との相性が良かったようで、私的にも満足いく写真が撮れました。
早速みてみましょう。


まずは大津駅から旧東海道沿いに歩きます。

今回、周辺減光補正はすべて「弱め」としています。2枚目はF1.4で撮ったのですが、それでもかなり周辺減光が出ているのがわかります。この場合だと空にグラデーションができて面白いですね。
また、解像感は開放とF1.4だとふわっとしながらも細い線を描いている、そんな感じです。F2に絞ると途端にシャープになります。
複数の表現力で勝負できる面白いレンズです。


丸屋町商店街に入ります。やはり開放はボケ感が楽しいし、絞るとカチッと写る。


「どうぞお入りください」の声とともに、ふと入った建物。

明治~昭和期の町家の光景を色濃く残す、「大津百町館」です。
なんと入場無料。

少し暗い室内は開放F1.2の出番です。コップグラスのカットがお気に入り。


大広間から中庭にかけて。

いやぁ、これは素晴らしい。エモエモです。
とても静かに撮影を楽しむことができました。また来ます。


京阪京津線を挟んでおとなりの菱屋町商店街も歩いてみました。
丸屋町と同じく、昔ながらの商店街の形が残されています。


琵琶湖まで出てきました。
少し絞っただけでガッチリ写る。単焦点らしいですが、その特徴がF2から出てくるのは開放F1.2ならでは。


最後に旧大津公会堂へ。

昭和9年に建設された旧大津公会堂は、名称や用途を様々なに変えながら市民の交流の場として親しまれ、
昭和60年からは、大津市社会教育会館の名で社会教育の拠点として利用されてきました。

しかし、施設の老朽化により利用率が著しく低下していることに加え、耐震上も大きな問題を抱えていた為、
平成15年から地域住民を中心に起こった保存運動の後押しを受け、大津市の中心市街地の賑わいを取り戻す為の集客交流拠点として整備され、
建築当時の洋館の雰囲気をそのままに、4つの飲食店が入った交流・商業施設として大きく生まれ変わりました。
まちづくり大津「旧大津公会堂」より引用

現在も旧大津公会堂は飲食店のほか、貸室・貸しホールとして運営されており、実際に私が訪れた時も、複数の部屋から声が聞こえました。

The 昭和レトロとでも言いましょうか。ランプの雰囲気がたまりません。


今回持ち歩いたカメラ 左はTAMRON 90mm F2.5(今回は掲載省略)

ということで「D3+Ai-S Nikkor 50mm F1.2で撮る大津」は以上となります。
2020年夏にも京津線沿いを歩いてみましたが、あの時も自分の知らない地元を知ることができ、良い機会になりました。今回もまた、未知の一面を知ることできて、よりこの街が好きになりました。
みなさんもぜひ、大津を歩いてみてはいかがでしょう。

今回使用したD3のレビューはこちらからどうぞ!

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