花でもいけてりゃいいんだよ
仲良くしてる方が大阪市立東洋陶磁美術館の企画展にパネル出品している
その中の1枚(反射が残念だ)
この作品には面白いエピソードがある
この方、大きな会計事務所を経営されている、つまり普段は会計士の先生だ
とある顧客の税務調査に立ち会ったときのこと
彼曰く
「孫の塾代からなにから個人的なことを大量に経費にあげていてね、腹が立って腹が立ってしょうがなかったんだよ。あまりにも頭に来てね、トクサで≪公私混同≫って作って器に挿したら面白い作品ができたんだよ。これ、今年イチの出来だよ、ははははは」
…確かに逆さまに見ると公私混同となっている
はなをいけ始める前って、ワクワクウキウキドキドキ、楽しくてたまらないし、普段の生活の中でも、常に目に入るもの感じるもので、今度はこんな感じのものをいけてみようかな、なんて思ったり、気持ちが常に豊かでワクワクしている
痛ましい事件が起きるたび、ある大御所先生は仰る
「花でもいけてりゃいいんだよ、そしたらこんな事件は起こさないでしょ」
花でもいけてりゃいい、
痛ましい事件を聞くたびに、この先生の言葉をかみしめる
辛いとき苦しいとき悲しいとき、やるせないとき
そんなときは花でもいければいい
その手助けをすることができればと願っています
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