口下手だけど伝える術をもっている
「バタバタしてちゃんとできないとアレだから、、、」
稽古に行くと教室事務局の方が声を掛けてきた
「○○さんとわたしね、急なんだけど今月いっぱいで退職するの」
ビックリしすぎて涙が出てしまった
あまりにも突然のお別れだった
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「初めまして、東京本部教室から転校してきた秋峰です」
関西に越してきて真っ先にしたことは東京の本部教室から大阪教室への転校手続きだった
「東京から大阪への転校生って初めてなのよね」
そう言いながら歓迎してくれた
そのときからのお付き合いだ
このお二人には感謝してもしきれないくらいお世話になった
教室がまだ大阪にあったころは、教室の隣のビルで働いていて昼休みにちょこちょことナゾの渡り廊下を通って顔をだしたりしていた
抜群の安定感、安心感のあるお二人だった
この青いガラス花器もこの方が教室に寄付してくださったものだ
「ウチの庭にずっと転がっててん」と言うので
「どんなお庭なんですか~~?」なぁんて会話をしたりしたのも思い出だ
だから、迷いなくこの花器を選んだ
いけていたら
「お?わたしねのオマージュね」って言われた
心を込めて感謝の気持ちでいけた
作品を見た講師は
「大きな作品じゃないけれど、想いが伝わって、、、」と言葉を詰まらせた
わたしは口下手で想いを的確に言葉にすることができず、もどかしく思うことがとても多い
けどね、言葉は下手くそでも私の指先から手から想いはちゃんと溢れ出てカタチを作ることができる
言葉が巧みじゃなくてもいいんだ、改めて確信した
だからね、一緒にいけばなしようよ
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