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出口見えぬ酪農・畜産危機「食は命の源」共産党要求

9/25付「しんぶん赤旗」掲載記事
『出口見えぬ酪農・畜産危機「食は命の源」共産党要求」
(日本共産党北海道委員会農漁民部副部長 野呂光夫)

9/25付「しんぶん赤旗」1面・2面掲載記事

【一部抜粋】
酪農危機の背景には、コロナ禍やロシアのウクライナ侵略、円安、気候変動と直接要因が大きく、併せて、輸入資材に依存した生産体制と、国が進めてきた規模拡大のひずみがあります。

「生産も消費も輸入依存から脱却し、生態系の機能を重視したアグロエコロジーの研究を含めて、肥料や配合飼料をできるだけ使わず、自給飼料を中心にした酪農、畜産に切り替えるための対応策こそが求められている」と議論しています。

9/6「はたろぐ」掲載写真より

 …紙氏らは「食は命の源であり、農林漁業は地域社会を支える大黒柱。すぐ働き手を増やせないし、すぐ再生産できないから、なくなってから重大さに気づいたのでは遅すぎます」と指摘。生きていく足元をないがしろにする政治を変え、地域も道民も守ろうと懇談を重ねました。

=※ここからは自論です=

 気候変動問題では特に畜産業に厳しい目が向けられがち…。
私も気候変動対策は待ったなしの課題であると思ってはいるけど、だからといって畜産業を減らしたり無くしてしまうような議論には賛成できません。
 食品ロスや無駄な大型開発、森林破壊、石炭火力への依存を減らすなど人間が生きるために不要不急の事業や改善できる(改善すべき)事がまだまだたくさんあると思う。
食や生業は生きるために必要不可欠な問題なのだから、オランダのように「気候変動対策のため」という大義名分で全て同じ話として扱うのは乱暴すぎると思う。

 畜産業だって大型化や工業化しなければアニマルウェルフェアの観点でも工夫ができるし、鳥の平飼いやマイペース酪農など努力している人たちもいる。
 ビーガンや菜食主義は素晴らしい考えだと思うし、人の生き方や考え方を尊重したいとは思うけど、私はそうはならないしなれない。
 あらゆる生き物は、違う生き物の命を食べて命を繋いでいるのだから極度にそこに罪悪感を持たせすぎる議論も好きではない。極論、人間なんて滅びてしまう事が一番地球のためになるじゃんって、生きることの否定につながりかねないところに私の場合は行き着いてしまうから。気候危機に関心や問題意識を持ってはいても運動に賛同したり参加できる人を厳選してしまう事になってしまいかねないとも思うから。
それぞれの生き方を尊重しつつ、持続可能な社会のあり方とはを考えていけたらよいなと思う。

 食料安全保障の観点からも自国内での食料自給率を上げるべき時に、酪農畜産業に敬意を払い支えるべき時なのではと思いました。
 今、北海道の基幹産業の1つである畜産酪農の危機に際し、支えようと声を上げる時に「気候危機対策に逆行している」との意見が散見されますのであくまで私個人の見解としてではありますが記しておきたいと思いました。

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