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今年出会った150冊の中から選んだ超私的ベスト10

2023年もいよいよ最終日。
早い早いのかようやくなのかはわかりませんが、
今年もたくさんの本と出会うことができました。

社会人になって8年。
とはいえ学びたいことがあふれかえっている私の本棚は、物語と出会う機会が少なめな一年でしたが、今年読んだ本の冊数は150冊。途中読みを含めると有に200冊を超えていて引いています(実用書も多くカウントしていますのであしからず)

出会った本が自分を作ると信じているので、
ガツガツしていた日々も込めて発表していきたいと思います。


1位:夢と金/恒久的なお守り本

――エンタメを作るだけでなく、自ら、それを展開するためのビジネスモデルのデザインまで行い、圧倒的な実績につなげている西野亮廣の頭の中とは?――

始まりは一冊の絵本『えんとつ町のプペル』。異例の制作方法で生み出し(クラウドファンディングで制作費を集め、30人以上のクリエイターと共同制作)、過去にない宣伝活動で注目を集めた(全文をネットで無料公開、世界中の子供たちに自腹で寄付、収録したページを「光る絵」として世界での個展を展開など)。
さらに、映画「えんとつ町のプペル」では、製作総指揮をとり、映画デビュー作にして動員196万人、興行収入27億円突破、第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞受賞という異例の快挙を果たし、世界各国の映画コンペティションにノミネートされるなど快進撃。
また、ミュージカルや歌舞伎としても上演され、いずれも評判に。現在、ブロードウェイでの公演を目指して活動中。
えんとつ町のコンセプトで、ビジネス展開にも積極的だ。西野発のNFTでは、2022年10月31日にNFT取引量世界一を記録。その他、町づくり、飛行機ホテルなど、特徴的な活動からも目が離せない。
西野亮廣の着眼点、発信力、行動力は、今や世界レベル。アメリカでの講演においても、質問が次々飛んでくるほどだ。
作品の創作だけでなく、ビジネスモデルのデザインまで考え、作り出し、動かし、数字を出していく西野亮廣の頭の中が、一冊の本に!

編集者より

この本を一位に選んだ理由は、
お金の話から目を背けるのはダメだ、と思っているから。
自分自身もエンタメ業界に片足を突っ込んでいるずぶずぶの人間ですが、
夢を追うためには必ずお金が必要です。
その知識を得ることから目を背けないでいよう。
この時代にこの本を出版していただけたことがどれだけ幸福なことなのか。
という思いから選びました。

オンラインサロンやVoicyなどもヘビーリスナーなので、目新しくて感動、ということはありませんが、これから先もお守りのような一冊です。

2位:うみべのストーブ/オール明けのマックで泣きながら読んだ友人からの推薦

雪のように静か。冬の朝のように新鮮。
自分の気持ちに触れることができるのは、こんな時かもしれない。

本を貸してくれた友人から「徹夜明けのマックで一気読みして号泣した」と言われ、手に取り同じく一気に読み号泣しました。
なんどもなんども読み直したくて自分自身でも購入しました。

短歌に対して、さほど大きな感情を抱いていませんでしたが、この作品に出合ったことで感覚が変わりました。

3位:社会の変え方/政治捨てたもんじゃない、と初めて思えた本

市長になったのは、障害を持った弟に対する冷たい社会への「復讐」だったーー。
就任までの経緯にはじまり、
明石市で実行した「日本初」の政策の数々、市民の「生きやすさ」とまちの「経済」にもたらした効果、
また「明石でできることは全国でもできる」を合言葉に、その実現に向けて実行した「お金と組織の大改革」の舞台裏まで。
コロナ禍で見えた自治体から国を変える可能性、
そして、日本の政治をあきらめてしまっていたわたしたちへのメッセージ。

いま、もっともその動きを注視される政治家、泉房穂がまとめたのは、
「社会の変え方」そのものでした。

本の説明より

課題図書として、旅先に行く途中に読んでいた本がこちらでした。
自分自身政治…公務員に対してはあまり良い印象を抱いていませんでした。
この本に出会って、政治のことを真剣に向き合ってらっしゃる方がいらっしゃることが日本の未来って明るいのかな?なんて少し思えました。
行動されている方の言葉は体にしみいるな、と感じます。
そして、いつか直接泉さんにお会いしてみたいな、と思えました。

4位:かすり傷も痛かった

14万部突破『死ぬこと以外かすり傷』の反省と振り返り。

ベストセラー編集者、調子に乗ってドン底へ。
そして考えた、本当の幸せ。

意識高い系ブーム後の「脱競争論」

人生の中で、一心不乱に頑張る時もあれば、すこし休むときもあって良いのだと思う。
ブレながら、矛盾しながら、みっともなくても生きていく。
仕事と違って、人生には答えがない。
競争から迷走に変わった僕の人生が、あなたの人生とどこかで交われば、嬉しい。

本の説明より

私自身、数年前に「死ぬこと以外かすり傷」という本に出会い熱狂していた一人でした。(少し箕輪さんのブームからは違う時間軸でしたが…)
私自身もかすり傷が痛む時勢だったので、箕輪さんの言葉にただただうなずき続けていました。
痛くたって、やっぱりカオスで熱狂していく箕輪さんがいることで、
私も「まだまだだな」と思えているんだな、と。
文春砲に打たれたわけでもないんだから、頑張って生きよう。
そうやってエールをくれた一冊でもあります。

5位:金の国水の国

昔々、隣り合う仲の悪い国がありました。

毎日毎日、つまらないことでいがみ合い、
とうとう犬のうんこの片づけの件で戦争になってしまい
慌てて仲裁に入った神様は2つの国の族長に言いました。

A国は国で一番美しい娘をB国に嫁にやり
B国は国で一番賢い若者をA国に婿にやりなさい―――

そんな中、A国の姫・サーラはB国の青年と偶然出会い…!?


「町でうわさの天狗の子」の岩本ナオが292Pのボリュームで贈る、おとぎ嫁婿ものがたり。

今もう一度ランキングに言葉を書き起こしながら、本当にその通りだな、と思っているのが3巻の言葉です。

結婚して他人と家族になるということは夢物語ではない
我慢することや悲しいことは波みたいに押し寄せて最初に感じた愛や恋は月日とともにどんどんすり減って違う何かに変わっていく
だから君はそのときの美しさよりも一瞬の楽しさよりも自分の親兄弟と同じか もしくはそれ以上に自分を大切にしてくれる人を探しなさい と

3巻 17Pより

映画ランキングにも本当は入れたかったこちらの作品。
この言葉は一生自分の指針にしていきたいな、と思う言葉です。

6位:さみしい夜にはペンを持て

他者より先に、自分との人間関係を築くための本

『嫌われる勇気』古賀史健が、
はじめて13歳に向けて書き下ろした
「自分を好きになる」書き方の寓話

寓話というカテゴリーになるのかもしれませんが、年齢フリー
そうか、人は自分と出会うために書いているのか。
ということに気づけた作品でした。
公に言葉を書くことだけが「書く」ではなく、自分と出会うために、書く。
何度も言葉にすることで救われてきたことを思い出してあたたかい気持ちになりました。
将来子供ができたら、読ませてあげたいなと思う本です。

7位:Notionライフハック

忙しい毎日は 今日からもっとシンプルに
いま誰もが普通に暮らしていても、日々あつかう情報があふれ、やらなければならないことが山積していることでしょう。Notionを活用すれば、そんなさまざまな情報をひとまとめに整理・管理できます。
本書は、Notionを活用して仕事や暮らしをシンプルにする方法を学べる本です。「定番」「タスク管理」「メモ・ノート」「暮らし」「お金」「仕事」「Notion AI」といったテーマに分けて、オリジナルのテンプレートを公開しているので、白紙から考える必要はありません。使ってみたいものから試してみることができます。
忙しい毎日を、もっとシンプルにしたい。そんな願いをかなえる一冊です。

改めて、Notionを頑張りたいな!と思うきっかけになった本です。
凝り性なので、ほどほどにしなければならないなと思ってはいますが、自分自身の今後のノート活用、マニュアルとの連動などを考えると最適なツールなのではないか?と思うばかりです。

来年はNotionにパワーを注ぐ一年にしたいです。

8位:企画

 「企画=アイデア」ではない。企画とは「決めること」である。

ずっと積読になっていたこちらの本。
企画に携わっていた時に読めたらよかったのになと思いながら、
改めて「企画」を定義しなおすことができたのではないかな?と思いました。
いや、企画に携わるって違うな、これから先の人生は企画の連続。
少しでも面白がりながら七転び八起き戦い続けていきたいな、と思えた本でした。

9位:正欲

生き延びるために
本当に大切なものとは、
何なのだろう。
小説家としても一人の人間と
しても、明らかに大きな
ターニングポイントとなる作品です。
――朝井リョウ

読む前には戻れないー
という他の方の書評の通り、知らない世界の扉をドーンと開けてくれた作品でした。
人それぞれだなんて言葉では簡単に口にできていたけれど、この作品に出会ってからは言えなくなったな、と思います。

10位:「ない仕事の作り方」

「好きなことを仕事にしたい」、「会社という組織の中にいながらも、新しい何かを作り出したい」と願っている人たちに贈る、これまでに「ない」ビジネス書として話題となり、ロングセラーを続ける本書がいよいよ文庫に。

知り合いに「あなたにぴったり」とおすすめしてもらったのがこちらの本でした。
お恥ずかしながらみうらじゅんさんを知らなかったのですが(おい)
本当にこのタイトル通りの人だな、と思ったのです。
すべては一つの熱狂的な好きから始まっている。
私も自分が好きだと思うものを熱狂的に好きと発信し続けたいな、と思いました。

終わりに

いかがだったでしょうか?
超完全に私目線という感じになってしまいましたが笑
振り返ることができることも大切だな、とかみしめています。

個人と特定されがちな本はサクッと外しておりますが笑
おおむね方向性は変わらないランキングになったのかな?と思っています。

今年手に入れた新しいことを肥しに、来年も学び続けていきたいと思います。読んでいただきありがとうございました!よいお年を!

#今年のベスト本

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