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はじめての海外出張:出張本番編(4)ホテルと交通機関

さて。ここまで長い道のりでしたが、やっとここから出張の本来の目的です。とはいえ、これを書いている私には、あなたの出張の目的が何なのかは全くわかりません。なので、ホテルを拠点にある程度街歩きをする想定で注意事項を列挙してみます。準備編(5):地図を予習で説明したように、現地の地図や交通機関についての事前の情報収集が重要です。理想的には現地でスマホに頼らずに街歩きができるくらいの下調べをしておくとよいでしょう。

ホテルに置いてある名刺のようなものは持ち歩きましょう
ホテルのフロントには、たいていホテルの住所や電話番号を書いた名刺のようなものが置いてあります。これは必ず何枚か持ち歩いてください。翌日以降の街歩きの際に道に迷ったとしても、タクシーを捕まえてそのカードさえ見せればとりあえずホテルまで帰ることができる非常に便利なアイテムなのです。もし名刺のような物がなければ、ホテルの名前と住所は必ずメモして持ち歩きましょう。

必ずホテルの鍵を持って部屋を出ること
海外のホテルでは、ドアを閉めたら自動的にロックされます。日本の一般的な家屋のドアのように、ドアを閉めた後に外から鍵で施錠するという文化がありません。とにかく鍵を持たずにうかつに部屋を出てしまったら、フロントに行って事情を説明して鍵を開けてもらう以外に解決方法がないです。こういった面倒なやり取りを避けるためにも、鍵は必ず持って出てください。

電車に乗る場合は各路線の両端の駅の名前をメモしておく
海外で地下鉄や電車などの市内交通に乗る場合、どちらの方向に行くのかは路線の両端の駅の名前で表示されていることが多いです。なので、乗りたい路線の両端の駅の名前を必ずメモしておいてください。駅の名前の頭文字だけ覚えていくだけでも情報量がダントツに違います。

電車・バスの改札/料金支払いのシステムが日本と違う場合があります
日本と同様に電車の改札がある国(私の記憶では、フランスやイギリスはこちらでした)もあれば、ドイツのように改札が無い国もあります。いずれにせよ、時々検札係員が回ってきて、そのときに有効な切符を所持していないと高い罰金を払うことになる…というシステムになっていることが多いです。改札が無い場合、プラットフォームや車内にある打刻機を使って乗車時に自分でチケットを打刻する必要があったりします。ガイドブックなどを読めば書いてあると思いますが、とにかく日本と同じシステムではない可能性が高いと思っていてください。

タクシーを路上で拾える国とそうでない国があります
タクシーのシステムは国によって結構違います。日本の感覚だとタクシーは空車であれば路上で拾える…のですが。これと同じシステムの国とそうでない国があります。国によっては流しのタクシーを捕まえる習慣がなく、タクシースタンドからしかタクシーに乗れないシステムになっている場合があります。このような国ではどれだけ路上で手を上げ続けてもタクシーは止まってくれないので注意しましょう。


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