オーラは作れるという話
アウトプット欲が微妙に落ちてきているので、今回は短めの記事(当社比)にしたいと思う。
タイトルの通り、オーラの話をする。
オーラといっても別に、「あなたは偉人の生まれ変わりだ」とか「あなたには狐の守護神が付いてる」とか「あなたは稀代の天才だけが纏う金色のオーラを持っている」とか、そういうスピリチュアルな話ではない。
分かりやすく言い換えると、「魅力的な圧」というか、「良い意味での存在感」みたいなものだ。
スーパーモデルは、オフの日にスウェットを着て歩いていても、なんとなく人目を惹いてしまうし目立ってしまう、みたいな。そういうもののことだ。
なんとなく、そのオーラについて、「見た目が良いってことでしょ?」「生まれつきのものでしょ?」と思っている人は多いのではないかと思う。
その考え方が間違いだと言うつもりはないが、外見の造形や生まれに限らず、このオーラというものは実は誰にでも出せるものなのではないかと思うのだ。
もちろん、生まれもって異様な存在感があり、誰にも真似できないような圧倒的オーラを纏っている人もいるとは思うのだが、それはごく少数だ。
そして、普通の人が普通に生活する上で、そのレベルのオーラが必要とされる場面はほとんどないように思う。
例えば何かの面接の際、重要なスピーチの際、本命の相手とのデートの際、舐められたくない商談の際。
そういう、ありふれた日常の中で、「あったらいいな」と思える程度のオーラは、実は誰にでも作れると思う。
では、どうやって作るのか?という話なのだが。
必要なのは、「姿勢の良さ」と「自信ある振る舞い」。
この2つだけだ。
自分がハリウッドスターで、今まさにレッドカーペットの上を歩いている最中だとしよう。
360度色々な角度からフラッシュを焚かれ、TVカメラも何台か自分を取り囲んでおり、自分を好きで仕方がないファンが、黄色い声援で自分にラブコールを送っている。
今その場にいたとしたら、そう想像したら、多少は背筋がぴんと伸びるのではないだろうか?
少なくとも、背中を丸めて、下を向いて、ぶつぶつ呟きながら歩く気にはならないと思う。
なんてったって、自分は大スターだ。みんなが自分を待っている。
いつも自分を支えてくれるファンへのサービスとして、最高にかっこいい、最高に素敵な自分をお届けるするのが務めというものだ。
このときの立ち振る舞いが、「オーラを纏う」ということだと私は思う。
服と背中の間に、鉄板が一枚入っている。腰の力で鉄板をへし折らない限りは、猫背になんてなれやしない。
自分のつむじからは1本の美しい糸が天に向かって伸びていて、自分はその糸によって真上に引っ張られて立っている。背骨も首も、最大限に長いことだろう。
下腹部にはしっかりと力を入れて、お腹がぽよんと前にたるんでしまわないよう、腹筋を背中に向けて引き寄せて固定する。
同時にお尻はぎゅっと小さくして、おへその方へ持ち上げる。横から見たとときに、下腹部からお尻にかけてのラインは、細くて美しい形をつくっていることだろう。
あくまでイメージだ。
意識で身長が10cm伸びるわけではないし、お腹が直ちにへっこんでぺたんこになるわけでもない。
でも、そうなっているイメージを持つ。自分は今、ハリウッドスターなのだから。美しいに違いないのだ、私は。
とんでもないナルシストだと思うだろうか?
そうかもしれない。
でも、「自分なんて・・・」って背中を丸めて卑屈な思いで道を歩くよりは、多少顔が丸かろうが、脚が太かろうが、「さあ、美人のお通りよ!」と思って歩く方が、よっぽど魅力的で、美しいと思うのだ。
恥ずかしくて、自分に自信がなくて、そんなふうに思えないという人もいるかもしれない。
でも、大丈夫だ。
こればっかりは、形から入っていいのだ。
そのうちに、慣れる。そういうふうに振る舞っているうちに、それが自然な状態になっていくのだ。
筆者は別に美人でもなければスタイル抜群なわけでもないが、1人で過ごす休日は、たまーにばっちりフルメイクで、髪も完璧に巻いて、一等お気に入りの服を着て、高いヒールを履いて、目的もなく街を闊歩する。
「見よ、世界。私は美しいぞ」
そんな感じだ。
高いヒールで歩き回るとすぐに疲れるので、適当な喫茶店でカフェラテでも飲んで、とっとと家に帰るわけだが。
そういう馬鹿みたいな遊びを定期開催していると、不思議なことに、意識は後からついてくる。
もとより自己肯定感が高めの私が言ってもあまり説得力がないかもしれないが、そういう振る舞いを何度か行っていると、脳が勝手に「自分はそうである」と思い込むのだ。
つまり、自分は美しく、尊く、そんな自分を蔑ろにする人間は頭のどこかがいかれてやがるぜ、と思えるようになるのだ。
そんな心持ちで、背筋を伸ばして、まっすぐ前を見て歩いていると、それだけでかなりのオーラが生まれるように思う。
魅力的な人間だと、周りに思ってもらえることができる。
と、私は思う。
今回はそんなお話でした。
まとまりがなくなってしまった。まあいいか。
ではでは、今回はこのへんで。
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