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テレビで観る映画の話

テレビ東京で午後のロードショーがやってなくて、祝日だと気付いた。
ちょっと残念。

テレビで観る映画が好きだ。
思いがけない作品と出会えるから。

子供の頃は洋画を放送する番組が今より多くて、それで出会って印象に残った映画がたくさんある。

『ゆりかごを揺らす手』
アメリカ映画、サイコスリラー。
子供ひとりでは、なかなか出会わない映画。
きれいで優しそうな女の人なのに怖い、というインパクト。
喘息の吸入薬を、この映画と『グーニーズ』で知る。

『大災難P.T.A.』
アメリカ映画、コメディ・ロードムービー。
とにかく色んな災難に巻き込まれる。
子供心に、すごく心配でストレスがたまった。
今なら楽しめるかもしれないと思いつつ、挑戦出来ずにいる。

他には、凶暴な生物がありえないくらい巨大化するパニック映画。戦って倒して何とか生き残り、助けられなかった仲間を惜しみつつハッピーエンド、かと思いきや、人知れず巨大生物が新たに生まれるのが映って、次回作をにおわせながら終わるパターンが多い。

『風と共に去りぬ』のような、観ておきたい名作。チャップリンやオードリーヘップバーン、ロバートデニーロ等、名俳優物。
いい映画とたくさん出会えた。

急にびっくりするくらいエッチな超能力映画が始まったり、全然分からない難解なSF映画が放送されることもあって、それもよかった。

レンタルや配信だと、自分で選ぶからなかなか想定外の作品と出会えない気がする。

どんな映画か分からずに一心に観る感じ、また味わいたいから、午後のロードショーは終わらず続いて欲しい。

さらに魅力的だったのは、映画の前後に解説者が出てきて作品について語るコーナーがあったこと。チャンネルごとに違う人で、それぞれに個性があってワクワクした。

「あなたのハートには、何が残りましたか?」(木曜洋画劇場 木村奈保子さん)
「いやあ、映画って本当にいいもんですね」(水曜ロードショー/金曜ロードショー 水野晴郎さん)

どれも、真似をしたくなる名ゼリフだ。
それでは、みなさん…

「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」(日曜洋画劇場 淀川長治さん)


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