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「自分だからできることがある」東北プロボノプロジェクトで見つけた新しい自分

半年間に渡って取り組んだ「東北プロボノプロジェクト」。
2つのプロジェクトに参加して得たものは、それはそれは大きい。
そんな、大きすぎる学びと、自分に起きた変化についてお話したいと思います。

プロボノに興味があるけど迷っている人、キャリアに悩んでいる人にぜひ読んでもらえると嬉しいです。

東北プロボノプロジェクトとは?

東北で熱量高く活動している起業家と、半年間伴走して活動するプロボノプロジェクト。
活動といっても、起業家の持つ悩みを解決する「課題解決型」や、一緒に新しいことを開発しよう!といった「共創型」など、プロジェクトによって形は様々!

※プロボノとは、「社会人が、自身が持つスキルや専門的な知識を生かして参加する社会貢献活動」のこと。自分の中での定義は変わってきていますが、「ボランティアの進化版」みたいに捉えていました。

☞東北プロボノプロジェクトについての詳細はこちら

私がプロボノを始めた理由(しかも2つ掛け持ちで、、)

プロボノを始めた理由は、大きく2つあります。

①今なら故郷のためにできることがあるかも、と思った
私は岩手県出身。自分が生まれ育った町も東日本大震災で津波に襲われました。
震災の時にはすでに上京していて、テレビで流れる悲惨な様子にただただ途方に暮れるのみ。自分の目で見るのが怖くて、帰ることすらできませんでした。
それがどこか心に引っかかっていて、この東北プロボノプロジェクトを知ったときに、「今なら何か力になれるかも」と思ったのがきっかけです。

②自分にできることの幅を広げたい
20代、「自分が何をしたいのか、何ができるのか」が分からず、キャリア迷子だった私。「自分には何もない」と思っていた時期もありました。
今後に繋がる何かを得たい、そんな気持ちで、プロジェクトメンバー募集のお知らせを見て反射的に申し込んでいました。


しかも今回は2つのプロジェクトに掛け持ちで参加。

☞岩手県遠野市で活動するBrewGoodでのプロジェクト🍺

東北プロボノ#1Brew

☞宮城県石巻市で活動する巻組でのプロジェクト🏠

東北プロボノ#1巻組

なぜなら、どの起業家さんも魅力的で、一つに絞るなんて出来なかったから、、!(可能ならば、7名の起業家とのプロジェクト全てに参加したかったくらい)
こんな貴重な機会を活かさない手はない!という気持ちで、お願いをして2つのプロジェクトを掛け持ちさせていただいたのでした。

※各プロジェクトの体験談は、また後日別でnote書きますね✎


プロボノを通して感じた自分の変化

プロボノでの学びは大きすぎて、たくさんあるのですが(仕込みじゃありませんよ)、主にこんな変化がありました。

〈自分にしかできないこともあると気づけた〉
チームメンバーは大手勤め、経営者など優秀な方ばかり。
相対して、私はベンチャーや中小企業での経験しかない、、
最初はその中で「自分にできることなんてあるのだろうか、、」と、あまり積極的に発言できませんでした。

しかし、ある日のミーティングで、自分の経験をもとにした発言が、議論に新たな視点をもたらすことに。
自分にとっての「当たり前」が、役に立つこともあると体感し、誰の意見でもない自分の意見を伝えられるようになりました。

自分にとっては些細なことでも喜んでくれる人がいる。
それだけで承認欲求も満たされるし、大きな自信になりました。

プロボノは、デザイナーやエンジニアなどの専門的なスキルが無くても、
・話をまとめるのが上手
・議事録を正確にとってくれる 等々
よりパーソナルな分野での得意が活かせる場所だと思います。


〈価値観を変える出会いがある〉
プロボノの醍醐味とも言えるのが、本業では関わらないような人との出会いではないでしょうか。

一緒にプロジェクトに取り組んだ、年齢も背景も異なるPMやチームメンバー。
そして、「地方創生」や「震災復興」といった文脈に留まらず、もっと先の未来を見据えて熱量高く活動している起業家。

このような方々との出会いはとても刺激的でした。

「この人たちと本気で働きたい」
そう思えるような出会いは、自分の価値観に大きな影響を与え、今後の「働く意味」を改めて考えるきっかけになりました。

転職を考えている人や、私みたいにキャリアに悩んでいる人には、自分の働く目的ややりたいことを見つける良い機会になるかもしれません。


〈今後やりたいことが見えてきた〉
今回のプロボノプロジェクトで、学生時代には気づけなかった東北の面白さ、そこで活躍する起業家の熱量に心を揺さぶられました。

こんな素敵な場所や人がもっと柔軟に繋がっていけば、どこかで生きづらさを感じている人も、自分の適材適所を見つけて幸せになれるはず。
そのために自分に何かできないかと考えています。ゆくゆくはそれをメインの仕事にしていきたい。
(日本中を走り回って働きたい!)

具体的なことはまだまだ不明確ですが、やりたいことが分からずウロウロしていたキャリア迷子にとっては大きな成長!
これからも東北や日本中の地域と関わり続けて、自分にできることを模索していきます。

東北プロボノ#1まとめ

自信が無い人にこそ挑戦してほしい

改めて、半年間のプロボノを終えて、個人的には本当に参加して良かったことしかありません。
もちろん本業と並行しての活動なので、体力的にハードな面もあったけれど、それも含めて楽しかった!

プロボノを始めるきっかけは人それぞれ。

「自分にできることを見つけたい」
「たまたま知った地域に興味を持った」

そんな理由でいいと思います。むしろそれで十分!
どんな理由であれ、地方の企業にとっては、一人一人のアクションが本当に大きな力になるんです。

最初は自信が無くても、「自分に何ができるか」は活動しながら見つかるはず。
だって私もそうだったから。
何か少しでもその地域に魅力を感じたなら、まずは一歩踏み出してほしいと心から思います。



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