個人Vtuberが伸びる方法・ゲーム編
1.ゲーム選び
■有名
■根強い人気
■実況向き
■需要がある
理想は無条件でリスナーが集まるゲームですが、そういったゲームは競争率が高く、有名Vtuberと被りやすい傾向にあります。
発売したばかりのゲームはとくに被りやすく、どれだけ優れた配信をしてもリスナーを奪われてしまうのでおすすめできません。
ではどのようにゲームを選ぶのか、法則をお教えします。
まず選ぶゲームの条件です。
有名である。根強い人気がある。実況向きである。需要がある。
有名とは、ゲーマーじゃなくても知っているほどの有名タイトルで、とりあえずプレイしておけば名前に釣られてリスナーがやってくるものです。
当然他のVtuberと被りますが、有名なゲームは無限にあるのでそう簡単には被りません。例えばファイナルファンタジーは旧作であっても当時の思い出に浸りに来るリスナーがいます。あなたが初見であれば彼らに花を持たせて気持ちいい配信にできますし、あなたが現役世代であればファントークに花を咲かせるのもいいでしょう。
このように有名であれば必ず人が来ます。なのでデビュー当時はとにかくゲームのネームバリューで人を呼ぶことです。
根強い人気とは、有名ではないもののマニアな人気があるゲームです。
有名タイトルと似たものですが、これはよりコアなゲーマーを呼べます。
コアなゲーマーは当然同じようなコア層を求めて配信を訪れますので、あなたがそのゲームを愛しているのであれば、ゲーム同様に根強いリスナーを作れるのです。なぜなら同じゲームを交わした仲だからです。
これは多少ながらもテストプレイや事前知識でファンを偽れる程度には準備が必要でしょう。オンラインゲームなどであれば初見プレイでも面倒を見たがるゲーマーリスナーも来るでしょうが、ストレスを与えてしまうのでおすすめしません。
実況向きのゲームとは、リアクションが取りやすいゲームであったり、プレイヤーより見る側が楽しめるゲームであったり、自分なりの色が出せるゲームであるものです。
近年は実況を前提としたネタを提供するゲームが増えていますので想像しやすいでしょう。半裸のおっさんが壺に入る奴がそうです。
これらはVtuberが苦しむ姿を見に来るリスナーが多いです。
それ以外にも、例えば縛りプレイであればそれ以外のゲームでも似たような需要をもたせることが可能です。
また自分なりの色が出せるゲームは、主にRPGやシミュレーションゲームが多いのですが、プレイヤーの選択でシナリオが決まるものであったり、プレイヤーが箱庭を作るものであったり、これらはVtuberとしてのキャラクターを出しつつ、リスナーにアドバイスをさせることで良い関係を築けるゲームです。
需要とは、ゲーム画面そのものに意味があるものです。
平たく言えば新作ゲームのフラゲ配信などですね。
動画ならば攻略動画や小ネタ動画など、ゲームを更に楽しむための動画投稿は強力です。攻略情報は自分で発見する必要はありません。攻略スレッドやサイトで紹介されたものを動画にして、誰よりも早く投稿すればいいのです。
2.そもそもゲーム実況とは
ゲーム実況の原点は友達の家でゲームをすることです。
Vtuberの家にリスナーを呼んでプレイを見せているものと考えればよいでしょう。
ですが一つだけ問題があります。それはリスナーがプレイできないことです。
この問題はつまり、リスナーがプレイするよりも楽しいプレイをしなければならないということです。
したがってVtuberはリアクションをとったり、「勝手に斧振らないで」と言ったり、笑いを取る必要があります。
ここで断言します。
『意図せず面白い発言ができる人間はいません』
誰もが前もって取るべきリアクションを想定しています。
ゲームもロケハンを繰り返し、どこに撮れ高を作るか、そこまで何分でたどり着くか、休憩をどこに置くかなど、スケジュールまで作るVtuberもいるでしょう。
これは動画であれば編集で済むはずのものです。
配信をするならば、動画で編集するはずだったものをスケジュールで作る必要があるのです。
リスナーの中には指示をしたい人もいます。自分ではプレイできないのですから当然ですよね。
ほとんどのVtuberはリスナーに口を挟んでほしくないと思うでしょうが、あなたは無名の個人Vtuberです。リスナーを逃すわけには行きません。
上にも書いたように、ゲーム実況とは友達の家でゲームをするものです。当然リスナーも指示くらい出します。ですからリスナーも配信に変化を与える権限があることを理解しましょう。
あなたが企業Vtuberであれば、それは仕事なのですから従わないリスナーは切り捨てて構いません。言ってしまえば金を落とさないリスナーは客ですらないのですからね。
ですが個人Vtuberはニコニコ生放送の生主となんら変わらないただの一般人ですから、仮に登録者100万人で収益だけで生活できる身分であっても個人である限りリスナーと対等であることを忘れないでください。
なぜリスナーに口出しをさせるのか、それはとても簡単です。
リスナーをただの視聴者から、こちらと同じ参加者にしてしまえば、彼らに全能感を与え、このVtuberにはマウントが取れるから次も来ようとすり込みができるからです。
厄介なリスナーが増えるだけだと思いますか?
ですが彼らは配信を視聴し、コメントもし、次も来てくれる貴重なファンなのです。決断は彼らが問題を起こした時まで保留すればよいのです。
3.サムネの作り方
さて、あなたがVtuberであるなら、当然のようにご自身の立ち絵を設定したいところでしょうね。
ですがそれが最大の失敗です。
はっきり言って、あなたの立ち絵など誰も知りません。
誰も知らないイラストは集客できるでしょうか。
それがとてつもなく魅力のあるイラストであれば別ですが、ほとんどは違いますよね。
つまり集客効果のないイラストはサムネにする意味がないのです。
では何をサムネにするのでしょうか。
断言します。
『ゲームのロゴだけでいいです』
サムネいっぱいにゲームのロゴを貼りましょう。
あなたがあなたというだけで集客できるまでは、ゲームのロゴだけでいいのです。なぜならあなたはあなたを知らないリスナーを呼び込みたいのですから、実況するゲームのネームバリューを最大限に生かさなければならないからです。
そのためにはプライドを捨てて立ち絵を消し、ゲームのロゴでリスナーを釣り上げればいいのです。
それでもほとんどのリスナーは定着しません。彼らにとって配信は捨てても捨てきれないほど転がっていて、配信以外にも暇つぶしが腐るほど転がっているからです。配信など彼らにはゴミ以下なのです。
ならば定着するリスナーを増やすには分母を増やすしかありません。
ゲームのロゴはサムネにおける最大の宣伝なのです。
もしもヒ●キンほどの顔芸ができる立ち絵ならば話は別ですが。
4.リスナー参加型
ゲーム実況における奥の手がリスナー参加型です。
近年はオンライン機能も増えましたので気軽にリスナー参加型の企画が作れるはずです。リスナーはあなたの配信に遊びに来ているのですから、当然配信に影響を与えられるのであれば喜んで参加するでしょう。
ここで重要なことは、リスナーが得をする仕組みにすることです。
例えばリスナーが作り上げたゲームデータを配信で使う遊びだったとします。これはリスナーの制作物を配信で紹介するものと同じですから、リスナーにとってはとても有意義な企画と言えます。
対戦ゲームであれば、リスナーは配信することなく自身の実力を見せつける喜びを見いだせるでしょう。
リスナーがゲームを左右する企画であれば、リスナーはあなたの配信を操る全能感に浸れます。
こういった、リスナーが得をする仕組みを作ることで、ただの視聴が体験に変わりファンを増やしていくのです。
5.動画という選択
配信をすべて楽しもうとすれば最初から最後まで張り付かなければなりません。アーカイブであっても同じです。
ですが動画ならば、あなたがダイジェストを作れば短時間で配信のメインディッシュだけをいただけるのです。
ファンにとってもこれは嬉しいことですし、あなたにとっても短時間の視聴でファンが増やせるかも知れないのですから配信よりも伸びる可能性が高いのです。
今は配信こそ全てと言われるようですが、残念ながらそれはスーパーチャットなどで収益を得たい人間が作り上げた幻想です。
リスナーにとって切り抜きは時短であり、動画で編集してもらえるならそれに越したことはないのです。
それほど配信とはリスナーにとって高いハードルなのです。
もしあなたが、「今から映画見に行こうぜ」と誘われたらどう思いますか?
いきなり言われても困りますよね。短くても一時間弱は拘束されるのですからね。
それが配信です。
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