これからの生き方について

情報があふれる世界はどんどん加速していく。
エンターテイメントも変わり果て、ワンクリックで無限に映画や本が読めるようになった。そしてyoutubeもすごい発展の仕方だ。
しかし、僕は自分の心の変化に不安を覚える。
自分の心が分からなくなっている。
自分の感情という羅針盤が反応する前にいくつもの料理が目の前に並べられ、気づくと食欲が消え失せているのだ。
どんなに綺麗な女性だろうと、ずっと裸でなんの色気もなく生活を共にしていたら性欲も湧かないだろう。
そう、今まさにそんな感じなのだ。
だからあれほど好きだった音楽も、映画も本も、いつでも見れるという状態になればなるほど、欲が消えていく。
そして残るのは虚しさだけなのだ。
これはとても悲しいことだと思う。
だから僕はここに宣言する。
捨てることを。
もう、袋とじは自分で作るしかないのだ。
自分で、自分を不自由な環境に持っていき、また欲を取り戻すのだ。
これから情報社会と共存する上で大切なことは、情報に乗り遅れることではない。
いかに、情報を捨てるかなんだと思う。
良い本を読み、良い映画を見る。そして自然に触れ合う。
そんな生活を愛していきたい。
だから僕は空白を愛し、無に帰すこととしよう。
さようなら文明よ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?