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無意識の障壁とパーパスブランディング

いきなりですが、だいぶ前に話題になった植松さんのTEDでのスピーチ。

「どうせ無理」という言葉が人の可能性をつぶしてしまう。このスピーチを見て感動となるほどと思うところがありましたが、でも、案外こんな風に無意識のうちに捉えがちで、自分や他の人の可能性を知らぬ間につぶしてしまっているのかもしれないなと。無意識のうちに抱えてしまう心理的障壁。こういうことって、まだまだたくさん抱えている気がします。

いろんな人に話を聞いてパーパスブランディングというのを考察していったとき、この無意識の障壁を壊していくことが、イコール、パーパスブランディングなのかもしれないなと思いました。

①社会課題の原因は人?

様々な社会課題の原因は人ではないか。人が社会をつくっているのだから、その「人」の不都合がひずみとして社会課題となってしまう。だいぶ乱暴ですがそんな仮説を立ててみる。例えば今の日本だと人種差別はそんなに実感ないので他人事ですが、その他人事であることさえ社会課題を生んでいるのかもしれないと。無意識のうちに人種差別を容認している可能性は否めないのではないか。(私は自信がなくて完全に否定できません。)※例えばですそんな風に社会課題を人のもたらすものとして掘り下げていったときに、人が無意識のうちに課題を引き起こしている可能性に行き当たったりすると思います。思い込みや決めつけはだいたい問題を引き起こすものですし。

②ドリームクレイジー

NikeのDream Crazy 自分の想いや考えが、人からクレイジーだって言われたら、それは喜ぶべきことで、さらにもっと十分にクレイジーかどうか、検討すべきだ…

そんなメッセージを、人種差別の問題に選手生命を投げうってまで抗議したアメフトのコリンキャパニックを起用して訴えたものです。

世の中の常識から言ってそれは無謀。選手生命を投げうってまで、自分の意志を貫き通すなんて、馬鹿げてる。クレイジーだ。こういう常識の顔をした無意識の障壁に対して、メッセージしているのだと思います。「人種差別」という社会課題に対するメッセージではなく、その問題を引き起こしている「人のあきらめ」についてチャレンジを鼓舞していることがNikeのパーパスではないかと考察できます。植松さんの「どうせ無理」の話と同じではないかと。

③パーパスブランディングの鍵「人の無意識の障壁」

社会課題やパーパスの背景には、そんな人の無意識の障壁が必ずきっとあるのだと思います。そこを掘り下げていくことが、インサイト発見のポイントになるし、ブランドとして立ち向かう相手が見えてくるのかも。ブランドとしてそんな無意識を社会につまびらかにして、率先して啓発していくことでリーダーになれる。パーパスブランディングの鍵だと思いました。これからいろんなブランドのお手伝いをしていく際に、そこは気を付けますー。

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