休職3ヶ月目・無欲な日々

まる3ヶ月が経った。
社長に12月の休職願いを出した。
大量の抗うつ薬のせいで
今までやってきた機械の操作も
出来なくなると申し出た。
社長も納得してくれて
何かやれることはあるでしょうと
ゆっくり休んでくれと
快く仰って頂いた。
有り難いことだ。

新しい抗うつ薬のせいなのか
気持ちが鈍感になり
とにかく毎日眠い。一日中眠い。
やる気が全く起きない。
先生曰く、
これでやっと頭がゆっくりできてる状態。
しばらくこの状態をキープして
もう少し処方量を多くしたいところ。
それで少しづつ様子を見させてくれと。
何だよ、まだそんなレベルなのかよ…
と週一の診察を受ける度に
愕然としながら帰る日々。

世の中は師走に入り
みんな気忙しくしてる中
職場でも忘年会をちらほらやってると
何となく耳に入りつつ
自分は廃人のように
時間が止まったような日々を過ごしている。
気後れ感しかない。
途方に暮れる年の瀬だ。

相変わらず午前中は布団の中で
うずくまって寝込み
(最近は寒いから布団から余計に出られない)
午後になってムクムクと起き出し
母親の為、週3ぐらいでバイト帰りに立ち寄る
次男の為に、夕食の食材を買いに行く。
とりあえず毎日外に出る為にと
1日分の食材しか買わないようにしている。

それ以外は全くやる気が起きない。
なんなら、夕食の支度すらしたくない。
毎日のメニューを考えるのが億劫で仕方がない。
でもそれが無ければ本当に廃人になってしまう。
今の自分の原動力はそれだけしかない。
山に行くことすら頭の中から消えてしまった。
何となく日々のルーティンだった
noteの更新も途絶えがちになってしまった。

気持ちは鈍感になっているが
たまに出てくる希死念慮は相変わらずで
この前なんか、散歩してる時に
道端を歩いていた子供達が
車すれすれに歩いているのを見て
もしこの子達が車に引かれそうになったら
オレは助ける為の盾になろうと
その子の身代わりになって死ぬのがいいなぁ
と。
人の役に立って死ねるなら本望だなぁと
そんなことを考えてしまった。

職場復帰したって
定年に片足が掛かるような
精神病のおっさんを
誰が心待ちにしてるだろうか
人付き合いが極度に苦手な人間に
この先誰が好意を持ってくれるのだろうか
母親に先立たれ、子供達も巣立って行けば
オレの役目も終わりだろう
この先、何か新しいことを始める事も
多分無理だろう。
まず金が無い。
何かの為と細々と貯めていたが
スマホで預金額がどんどん減っていくのを見て
何かの為って
こんな役立たずの精神病のおっさんの為だったのかよと思うと、悲しくて仕方がない。
傷病手当もいつになったら入金されるのか。
しかも手取りの60%なんて
どうやって暮らせるのだろうか。

きっとこの先良いことなんて何もない。
だから希死念慮は消えてはくれないのだ。
もやもやとずっと心の中にある。
薬では治らんよ。自分が一番分かる。

休職し立ての10月頃が一番調子が良かったと
今となってはそう思う。
山へも行けてたし、復職する意欲も
今より全然あった。
休職も4か月目に入るとどうでもよくなる。
まだ若ければ違うのだろうが
こんな役立たずのおっさんが
職場復帰したってどうにもならんだろう。
どっちにしても
来年まで休職が延びれば
金銭面で底が尽く。
となればもう退職して
生活保護を受けるしか道がない。
母親の介護とうつ病治療の同時進行なら
生活保護の壁もそんなに高くはないだろう。
その先のことはまた後で考えればいい。

元気な人がしっかり社会を担っていけば良い。
W杯で一番になってくれればそれで良い。

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