【14】6/13〜6/17 蜂の一刺は戦闘力をゼロにする
6/13（92日目）刺されすぎ、刺させすぎ
朝から分蜂にチャレンジ。
とりあえず元気で王台を作っている群を分けてみる。
はじめての作業で、自分も恐る恐る触っていることもあって、腕を刺されまくってしまった。
こうなると、こちらの戦闘力はイッキにゼロになる。
もう、気持ちも身体もぐったり。
巣枠を持ち上げている時に腕を刺されて、神経がイカれたかと思うような痛さ。
チクッと表面だけで済む時もあるんだけど、今回はブッスーブッスーブッスー。
両手で巣枠を持っているから、払うこともできず、毒もみっちり注入ー。
もう、お手上げ。ごめんなさい。
蜜枠を抜いて倉庫に運ぶ間に、作業中の蜜枠をその場に置いて作業をしていたら、ほんの数分でとんでもないことになっていた。
養蜂の大先輩から電話がかかって来た。
「おい！ミツバチ放ってどこ行ったんだ！戻ってこい〜」
たまたま近くを通りかかって様子を見に来てくれたら、ミツバチ達が集まってしまっていたので、連絡をくれたのだ。
慌てて戻ると、蚊柱ならぬ蜂柱ができてしまって、大騒ぎ状態。
こちらは蜂に刺された痛みで、戦闘力もHPもゼロ。
赤ちゃんのデコピン一発で倒れる位の力しか残されていない。とはいえ、全てを放り出してしまうわけにもいかず。
半泣きで片付け。
先輩が、新しい道具を作ってくれて、なんか少しだけ強くなれた気がして、ぎりぎり持ち堪える。
あたふたしすぎて、写真も撮れず。
6/14（93日目）コラボベーグル
昨日の悲しみはどこへやら。
友人がベーグルの試作品を送ってくれた。
私の蜂蜜とのコラボ。
嬉しくて嬉しくて。落ち込んでいた気持ちがイッキに回復する。（単純）
美味しいものにはそういう力があるんだよな。
そういうものを作りたいんだよな。
さておき、昨日のメガンテは、かなりのもので、痛みと痒みで夜も眠れず。完全に寝不足。
腫れすぎて腕の形変わってるし、どうにもならないので医者へ。
「上手な人は、あまり刺されないって聞いたけど笑」
…先生、そんなまっすぐな事言わんで…泣
でも、応援してくれたから、頑張る💪
もらった薬が効けばいいんだけど。
痒いからか、寝不足からか、ただしんどい。
6/15（94日目）蜜搾り2回目
今年の蜜、2回目を搾る。
（実際は6／14の作業）
今回は一人きりの作業。
やっぱりこういう作業は、みんなでやった方が断然楽しいけど、実際は一人でやる事の方が多いからな。
搾ったら終わりではなく、機材の洗浄やら、瓶詰めやら、片付けが盛り沢山。楽しいけど、ベタベタ。
初搾りの感想は？と聞かれたけど、とにかくベタベタします…。
お昼、協力隊仲間とランチしつつ、色々相談。
移住してから、インプットする時間とアウトプットする時間のバランスが悪くて、アウトプットできる時間がとても貴重。
丁寧に話を聞いてもらえて、自分の思っている事も整理できた。こういう時間は貴重だ。
6/16（95日目）バタバタしまくらちよこ
バタバタしかしてないな。もう少し余裕を持って仕事できるようになるには、時間がかかる。
梨畑に置いてあった巣箱を分蜂させて運ぶ。
巣門を閉じて、ミツバチが付いている巣枠を入れて蓋をする。ちゃんと蓋ができていれば逃げ出すことはないはずなのだが、なんせ軽トラも持っておらず、バンも無いため、自家用ワゴンＲの荷台に乗せてコツコツ運搬している。
そのため、後ろでガサガサとミツバチ達の羽音が。
一度刺されて恐怖を植え付けられているため、飛び出して来たらやばいなーと、想像で震える。
ああ憧れの軽トラ…。
農業やる人にとってのベンツ…。軽トラ。欲しい。
隣の楮畑は綺麗に草刈終了していて、私の畑の草ぼうぼう加減が際立っている。
なんとか長く伸びた草を刈り取るものの、全く追い付かず。あかん。もう戦わないことにしよう…。
せっかくハーブの花達が咲き始めているのに。
なんかもう、草。草。草。
花畑ってより、草畑。
6/17（96日目）熊よけ
熊は一度味と場所を覚えると、その後は繰り返し狙いに来るので、最初が肝心って話を聞いて、罠や電気柵を設置する仕事をしている協力隊の先輩に熊よけの電気柵の設置をお願いする。
ミツバチの機嫌が悪くて、電気柵を設置するための杭を打ち込む音や振動に反応するのか、先輩を襲いまくる始末。
燻煙器と木酢液をダブルで先輩にかけまくって、なんとか頑張ってもらう。
おとなしい時期とか、運ぶ前に依頼するべきだった…。
汗だくになりながら、木酢液臭と煙に耐えてもらって、めちゃくちゃ早い仕事ぶりに圧倒されつつ、何年か後自分も少しは自信を持って仕事できるようになってるかな…と。
そして、今年最後の蜜搾り。
残りの蜜枠全て回収して。
さあ、いよいよ本格的な夏の作業が始まるぞ！
まずは一年。無事に過ごせますように。
夕焼けの美しさに励まされながら。
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