「諸行無常」を刻む

「諸行無常の響きあり」
中学生の時、国語の授業で習った。

世の中の全てのものは、移り変わり、また生まれては消滅するという
運命を繰り返し、永遠に変わらないものはないということ。

日本には、この考え方があらゆる場所・もの・ことに浸透している。
例えば、建築物。だと、これも中学生の時授業で習った。
ヨーロッパは、「永久に変わらないもの」としての考えが美学。
しかし、日本は伊勢神宮を筆頭に時代の移り変わりで再建築される。

この考え方がこれからまた新たに働いていく私には必要だと、
今日ふと思ったのだ。

社会人5年目の年。経験社数は、3社。
退職理由は様々ではあるが、働き方としては、
「完璧」を目指していた。失敗が嫌だった。
そのために、もがいた。たくさん働いた。
しかし、どうしても起きてしまうトラブルに毎度のこと頭を悩ませた。
「なぜ・どうして起こるのか・起こったらどうしよう」と、
どうしようもない不安・悩みで自分自身を追い詰めた。
割り切れなかった。失敗する自分が嫌だった。許せなかった。

しかし、そんなことははなはだ無理なのだ。
失敗もトラブルも何をするにもリスクはある。
自然の摂理に反して、覚悟を持たずに仕事をしていた、
全ては自分の甘えだったのだ。

「諸行無常の響きあり」
すべては、常に変化していく。そこにいいも悪いも変化が含まれており、
それにただひたすらに人間は合わせていくしかないのだ。
すべての起こることに、その時にどうするかを考える。
そこのリスクも背負える覚悟をもって、腹をくくる準備を怠っていた。
社会人として、4年も過ごしたのにまだまだ失敗を続けて恥ずかしいことだが、次働くときには、もっと前向きに働いていけるように、
お守りのように心に刻んでおこうと思う。

ただのぼやき。

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