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文章を書くわたしの脳の速度(スマホかパソコンか、もしくは紙か)

今年、身に着けたいと思うスキルのひとつに、「スマホでnoteを書く」がある。

私がnoteに書いているジャンルは、主にエッセイ、小説、日記の3種類。ときたま、コンテンツ会議のタグで書籍レビュー。最近では、お仕事紹介で呟きも利用している。ちなみに、「呟き」だけでも、なかなかのPV数が出る。

▼はじめて呟きを活用したお仕事紹介は、約800PV

▼箱根駅伝のコンテンツ力もあり、こちらの呟きは1200PV

年末にnoteのフォロワーさんが増えたこともあり、noteが人目に触れる機会に育ってきている感覚がある。商業ライターである以上、実績を残すのは大切な営業活動なので、今後もお仕事紹介はちょくちょくしていく予定。


話をもどそう。

スマホでnoteを書きたいのは、そのほうが時間の有効活用になるから。(リビングで小休止してるときとか、子どもの寝かしつけでベッドに張り付いてしまったときとか)

ただし、なにがなんでもスマホで書ける気はしていない。

エッセイ、日記、書籍レビュー、お仕事紹介あたりは、スマホでほとんど書けない。パソコンを起動させ、机に向かい、キーボードを叩かないと、考えがまとまらない。

例外は、小説と詩だ。この二つは、スマホから入力できる。むしろ詩だけに関していえば、パソコンで書いてしまうよりも、スマホから入力するほうが「よいもの」が出力される気すらしている。

▼小説(『終わりの電車の向こう側』は8割スマホから)

▼詩(8割スマホで入力。修正もほぼスマホから)


パソコンとスマホからの書く行為。この2つの違いは、入力と出力の速度。スマホのほうが、どうしても文字の入力速度が遅くなる。そのゆっくりしたスピードが、脳内でシーンを再現したり、言葉をそぎ落としながら、一つの単語を選ぶような小説や詩の出力速度と合致するのだろう。

入力が最も遅い執筆方法でいえば、「手書き」だと思う。つまりは紙だ。気合を入れて書くnoteは、最終修正は紙で行う。いままで紙の修正を加えたのは、『8分間のサマー・トレイン』と、以下の短編小説のみ。

鉛筆を握りながら、紙の上の文字に線を引き、削ったり加えたりしていると、画面上では見えなかった「余白」や「重複」が浮かび上がってくる。必要のなかった言葉がそぎ落とされて、文章の密度が増す。

入力と出力に加え、文字を追う目の速度が関係しているのかな、と思う。


膨大なテキストが漂うインターネットと言葉の海。どこかに届けるためには、まずは書き手の私が納得するところから。実験的に試行錯誤を繰り返しながら、毎日書いています。

(今日のnoteは、パソコンから)

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