いつでも小人が待っている【埴輪紹介所その37】
ころっとした小さな家。
ゆるやかな曲線を描く屋根のてっぺんには、カツオギ3本が乗る。
開いた戸口をよく見ると、
扉があるではありませんか。
押し込まれているけど、どうやってくっつけた?
その扉をよーく見ると、取っ手つき。
でも取っ手も扉も動かなそう。いつでも開放中。
埴輪時代からずっと、小人が待っている。
埼玉県深谷市の山崎山出土の家形埴輪。寄棟造り。
はにこの記憶と目測では、高さ30㎝はあったかと。50㎝はなかったような。
所蔵は埼玉県立歴史と民俗の博物館。
撮影は2018年、埼玉県立歴史と民俗の博物館にて。
同じ山崎山から、入母屋造りの家形埴輪も出ています。
扉が可動式の家形埴輪はこちら。
またね。
お読みいただきありがとうございます。サポートいただきましたら、埴輪活動に役立てたいと思います。