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墳丘に咲くラッパ?【埴輪紹介所その113】

何に似ているかと問われたら?

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ラッパじゃないでしょうか。口縁反り気味なこの広がりかたは。

でもラッパがモデルの埴輪ではなく、台に乗った壺がモデルの埴輪です。朝顔形円筒埴輪と呼ばれています。
誰が名付けたのかは不明ですが、花の名はちょっと良いですね。墳丘に咲く、枯れることのない花。

ところで、朝顔形円筒埴輪にもいろいろある。

細いくびれを作ってから直線的に広がるものもあれば

くびれのないトーチのようなものもある。

この埴輪は?

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一応ちゃんとくびれてます。ややムチムチなラッパ、じゃなくて朝顔。

群馬県伊勢崎市豊城町権現下出土の朝顔形円筒埴輪。高さ52cm。
所蔵は東京国立博物館。

撮影は2020年、東京国立博物館にて。

またね。


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