![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/32874750/rectangle_large_type_2_46c8c356381e8bc7a932dc0791c070b5.jpg?width=800)
墳丘に咲くラッパ?【埴輪紹介所その113】
何に似ているかと問われたら?
ラッパじゃないでしょうか。口縁反り気味なこの広がりかたは。
でもラッパがモデルの埴輪ではなく、台に乗った壺がモデルの埴輪です。朝顔形円筒埴輪と呼ばれています。
誰が名付けたのかは不明ですが、花の名はちょっと良いですね。墳丘に咲く、枯れることのない花。
ところで、朝顔形円筒埴輪にもいろいろある。
細いくびれを作ってから直線的に広がるものもあれば
くびれのないトーチのようなものもある。
この埴輪は?
一応ちゃんとくびれてます。ややムチムチなラッパ、じゃなくて朝顔。
群馬県伊勢崎市豊城町権現下出土の朝顔形円筒埴輪。高さ52cm。
所蔵は東京国立博物館。
撮影は2020年、東京国立博物館にて。
またね。
お読みいただきありがとうございます。サポートいただきましたら、埴輪活動に役立てたいと思います。