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風が吹き抜けていく【埴輪紹介所その33】

見晴台? 物見やぐら?
窓が大きいというより、柱しかない。
その割に屋根が大きいのは、埴輪だからか。

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切妻造りの屋根が横にのびる。高さ約68.3㎝、屋根の最大幅約87.0㎝。
一階と二階のそれぞれの床面高さあたりに、スカート状の帯がめぐる。
内側は、例によって底抜け。

いろんな方向に風が吹き抜ける家。

線刻チェック。
柱に刻まれるは

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鍵手紋(かぎてもん)。

屋根に刻まれるは

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網代紋(あじろもん)。
黒斑が見えます。野焼きされた埴輪ですね。

広島県安芸高田市の甲立古墳(こうたちこふん)出土の家形埴輪。
所蔵は安芸高田市教育委員会。

撮影は撮影は『発掘された日本列島2016』(於・江戸東京博物館)にて。

またね。




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