![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/27664600/rectangle_large_type_2_fc30f247c4978fce71d000197bfb7cbf.jpg?width=800)
広い背中【埴輪紹介所その64】
前面は
腕の付け根がフィットするようにカットされている。
そして背面。
大きく広がっていて前面が見えない。
背後からの攻撃に備えたのか。
前も後ろも、四角い鋲がいくつもつけられている。
上端は革綴じらしい。
ちょうど後ろに鉄製の甲が見える。右3つは短甲、左1つは挂甲。
この埴輪の上部のモデルは短甲ということがわかる。
綾杉紋のウエストから下は草摺(くさずり)。
上部に比べあっさりと線刻のみで表現する。
草摺も広がる。バレエのチュチュみたい。
群馬県藤岡市の白石稲荷山古墳出土の甲形埴輪。 高さ69.7cm。
所蔵は東京国立博物館。
撮影は2020年6月。
またね。
お読みいただきありがとうございます。サポートいただきましたら、埴輪活動に役立てたいと思います。