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モデルはもっと細い【埴輪紹介所その111】

丸いのは鈴。

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曲線を描く板は護拳帯(ごけんたい。勾金(まがりがね)ともいう)。

ところで、これは大刀です。

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太いけど…
楔形柄頭(くさびがたつかがしら)の木製大刀がモデルと思われます。

埴輪はだいたいモデルより小さい。家・馬・人など。モデルより大きく太い埴輪は少ない。
他には弓形埴輪が該当する。

大刀形埴輪には、鈴に加えて「三輪玉」をつけたものもあり。

鈴の代わりに四角錐をつけた鹿角装(ろつかくそう)大刀がモデルの大刀形埴輪もあります。
大刀形埴輪のモデルは今のところ、楔形柄頭の木製大刀と鹿角装大刀の2種類。

神奈川県横浜市の瀬戸ヶ谷古墳出土の大刀形埴輪。 高さ127.8cm。
瀬戸ヶ谷古墳からは、他にもいろいろな埴輪が出土しています。

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所蔵は東京国立博物館。

撮影は2020年、東京国立博物館にて。

またね。


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