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たまには放牧【埴輪紹介所その152】

バランスの取れた体型。

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馬形埴輪にしては。

この埴輪は、埴輪ファン以外にもけっこう知られている。と思う。

なぜなら、馬具の説明を担当しているから。

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トーハクの解説馬。

ただし、解説の図は別の埴輪。

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おそらく埼玉県熊谷市上中条日向島出土の馬形埴輪。

解説馬には馬鐸(ばたく)がない。
そのぶん、杏葉(ぎょうよう)をたくさん下げている。
口元の鏡板(かがみいた)はだいぶ丸っこいが、おそらくf字形。

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ところでこの埴輪、いつも壁のケース内に展示されています。

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埴輪群像から、ひとり離れて。

そのせいか

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ちょっと厳しい顔つき。

たまには入れ替えてあげてほしい。

群馬県内出土の馬形埴輪。高さ71.2cm。長さ77.7cm。
所蔵は東京国立博物館。

撮影は2014、2017、2020年、東京国立博物館にて。

またね。

お読みいただきありがとうございます。サポートいただきましたら、埴輪活動に役立てたいと思います。