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母がもう少しで帰ってくる。介護の方法やデイサービスへ行く準備、生活の仕切り直しです。

母が誤嚥性肺炎ごえんせいはいえんになりかけ、夏から病院への入退院を繰り返していた。これまで、口からの食事をあきらめずなんとかやってきたけれど、今回はちょっと残念な結果になりました。飲み込む力が弱くなって食事ができなくなってしまったのです。

在宅中心静脈栄養法ざいたくちゅうしんじょうみゃくえいようほうという方法を使うことになりました。手術で胸の皮下にカテーテル(管)を埋め込み、栄養価の高い点滴(高カロリー輸液剤)をつないで栄養を補給する方法。飲み込む力がなくなり他の方法で栄養を取らなければならないので致し方ない。

他には胃瘻いろうとういう方法があって、こちらは胃に手術で管を通し、管からペースト状の食事を胃に流し込むというもの、この方法が一般的で消化器官を使うので食事に近いのだが、今回は本人の体調や内臓の位置などの関係で胃瘻いろうができませんでした。

栄養をカテーテルで取れると言っても、食道、胃も使わなくなるので、それらの機能は落ちていくのがデメリットです。その代わり食事での誤嚥性肺炎ごえんせいはいえんのリスク少なくなる。
(何も口に入れなくとも唾液はでるので100%の誤嚥ごえんのリスクがなくなるわけではないのです。)

食道や胃も使わないから機能が落ちてデメリットなんて私が言えば、医師から、まだ口から食べさせるのを諦めていないのですか?お母様はもう85才ですよ。と言われそうだが私は家族だ、知識で判断する医師とはもともと向き合い方が違うのだ。

いま心配なのは、生きている以上、口からなにか食べたいと思うのは人情なので、落ち着いてきたときに母親から何か食べたいと言われたときにどうしようと思うとちょっと辛い。

いずれにしろ、これまでの生活とは変わる。ここ数年で寝たきりになってしまったとはいえ、さらに点滴のユニットの管理、どこまでが私でどこまでが医療なのか、いずれにしろ全体は把握しないといけないだろう。

今までと同じ手順も更に考え直して組み合わせる。新たに覚えるものはこれまでのルーチンに自然に入れられるようにしなければならない。

でも、なんだかんだ言っても、もうすぐ帰ってくる。手間がかかろうが、やることが増えようが家に戻ってきて安堵あんどした顔が見れて、時々笑ってくれれば、十分だ。

今後、デイサービスに行く事は高齢だし体力も落ちているので無理だと思いつつも、お風呂には入れなければならないこと、慣れ親しんだケアスタッフや看護師さん、それに若干名、友達(応援団)もいるようなので行かせてあげたいのだ。

もうだいぶ寒くなったので、車椅子で移動するときのひざ掛けを新調した。去年のものは縮んでいるみたいで汚れも落ちなくなってきたので少し大きめのものを買いました。

施設では、あいかわらず部外者は極力立ち入り禁止なので見学は難しいみたいだから行き帰りの準備は念入りにしないと。

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