見出し画像

やつしろ未来創造塾【第1期】2日目:2020年8月29日(土)

講義1「地域活性化論① 新たな地域づくり、CSV」について
    地域活性化とは・・・ 富山大学 金岡 省吾 教授

この日の講義の前半は、まず、塾生による“企業課題”と“今後の方向性”について発表いただくことからスタート。

画像4

業界の今後の動向を踏まえ、自社のこれまでとこれからを考察し、各塾生が発表を行いました。
業種を問わず、各々が持っている課題を知ることが、今後の連携にもつながっていくもとの思われます。
本日発表した内容を軸に、未来創造塾での学びを活かしながら、課題解決や新たな事業展開を模索していきます。
迷った時は、この時の自分(初心)に戻り、自社(自分)としての次の一手をかんがえていってほしいと思います!

講義の後半は、金岡教授から「地域再生論」の講義。
副題として、「地域を取り巻く環境変化 ~新たな地域づくり~」というテーマのもと、次の1~3のキーワードに関する説明が行われた。

  1.地方創生
  2.人口減少の影響
  3.人口減少のメカニズム

日本は、2010年をピークに人口減少社会へ突入している。
出生率が低い東京(1.20)。
東京圏が日本全体の出生率を下げている。

そこで、「地方創生」の目的としては、どういうものであるか考えてみると、「将来にわたって「活力ある地域社会」の実現」を図ることだと思われる。
さらに、深掘りして考えてみると、「人口減少を和らげる」、「地域の外から稼ぐ力を高めるとともに、地域内経済循環を実現する」、「人口減少に適応した地域をつくる」といった考えが出てくる。
それは、「東京圏への一極集中」の是正を考えるということでもある。

画像1

RESAS(https://resas.go.jp/)による将来人口メッシュ増減数(2050年)で人口変化を見てみると、平野部でも50~75%の人口が減少する場所が見られ、山間部になると50~100%減少する場所が見受けられる。

この人口減少が何を引き起こすかというと“生活サービスの崩壊”である。

それでは“人口減少”はなぜ起きるのか?

進学・就職・結婚・・・・

地方としては、いろいろと解決しなければいけない問題があるものの、実際に、人口減少に歯止めをかけている自治体も存在する。

ターゲットを絞ったシティセールスで成果を上げた千葉県流山市、住民自らが施工する工事に対して、行政が資材を提供する“新たな公”の在り方を示すとともに、子育て層への支援を展開した長野県下條村。

八代市ではどのような手が打てるのか。

画像2

金岡教授の講義を踏まえ、各塾生も、個人&グループワークで「人口減少で「地域」はどうなるか、人口減少で「自分の企業」はどうなるか」といった意見を出し合い、2日目の講義を終えました。

画像3


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?