2020.11.10 第1回 八代市副業人材活用セミナー
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2020.11.10 第1回 八代市副業人材活用セミナー

2020年3月9日、八代市は、地域の金融機関とともに、地域の企業と副業人材をマッチングするプラットフォーム「Skill Shift」を活用した産業活性化のプロジェクトを発足しました。

このような取組みを行う背景として、全国的に少子高齢化が進み、多くの産業が労働者不足という課題に直面している中、本市においても喫緊の課題となっておりました。そのような状況の中、政府では、地方創生の次のステージとして、2020~2024年に将来的な地方移住にもつながる「関係人口」の創出・拡大に関する施策の一つとして生産性向上のための「副業」の活用を掲げ、都市部の大企業でも社員の「副業」解禁が相次ぎ、新たな人材活用法として注目を集めております。

そこで、八代市としては、地域の企業が業務効率化や販路拡大、新事業創出に取組む上で、副業人材の活用は有効な手段であると考え、地域の企業に副業人材活用を提案、推進することといたしました。

また、この取組みを推進する上で、地域企業とマッチングプラットフォーム「Skill Shift」との橋渡し役となっていただいているのが地元の金融機関及び経済団体の皆様です。

この取組みを足掛かりとして、産(産業)・金(金融機関)・官(行政)の連携を強化し、行政では行き届かない細やかな提案や取組みを実現し、地域の発展につなげていきたいと考えております。

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さて、前置きが長くなりましたが、11月10日には、そういった副業人材活用の取組みについて、地域の事業者や推進を図る金融機関及び経済団体の皆様に理解を深めてもらい、イメージを膨らませていただく場として、実際に取り組んでおられる企業の事例紹介も交えたセミナーを開催しました。

最初に、八代市から前述のプロジェクト発足の背景や目的等について説明を行った後、「Skill Shift」を運営する「株式会社みらいワークス」の鈴木 秀逸様から、「Skill Shift」の仕組みや全国での取組み事例などを紹介いただきました。「Skill Shift」の内容についてはこちら ⇒ https://www.skill-shift.com/


次に「活用企業による実例紹介」の1つ目として、熊本市の「郷土料理 青柳」代表 倉橋 篤 様から、「副業を活用した「業務のIT化」」というテーマで取組んまれた内容をご紹介いただきました。

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倉橋様の「副業」との出会いは、九州財務局の副業活用セミナーでSkill Shiftの話を聞いたことだったそうで、その場でSkill Shiftの窓口を担っておられた熊本第一信金さんに相談され、応募の手続きを進められたそうです。

倉橋様が掲載された求人には、14件の応募があり、メール審査、電話連絡、面接等で絞り込みを行われました。

副業人材と取り組まれた自社の課題としては「業務のIT化」、特に受付、予約、経理だったそうです。

そして、実践されたものが、受付業務の洗い出し(予約電話対応、ご案内、会計)後、予約電話対応については、テレワークとLINEでの予約を導入、経理業務については、以前に使っていた3台のパソコンを使用し、業務を行っていたものが、内容を洗い出し、整理した結果、1台のパソコンで処理できるようになり、売掛金の手作業はクラウドを活用、監査業務についても、月次の内容がオンタイムで可視化できるようになったという説明がありました。


最後に「活用企業による実例紹介」の2つ目として、八代市の「高原木材株式会社」係長 石松 真吾 様からは、「副業人材を活用した新規ビジネス創出に向けた取り組み」というテーマで、主に副業人材を活用するまでの経緯や副業人材の選考するまでに経験された内容をご紹介いただきました。

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石松様が副業人材の活用を決められた理由として、石松様は以前に大手企業での勤務経験があり、その際、人材育成を担当する部署に所属されていたことから、Skill Shiftに登録される人材の考え、また、その人材を活用するという仕組みのメリットがよく理解できたことから、活用すてみることになったそうです。

また、副業人材を活用するにあたって、自社で抱える課題としては「低利益体質」を挙げておられました。
その課題を克服するために考えておられたのが「新商品(高利益率商品)の創出」です。
新商品としては、「木毛事業」と「木製ブロック事業」という2つの事業と3つの商品群を立ち上げられました。
そのような中、事業の立ち上げから生産までは、自社で対応ができることであったものの、インターネットやSNSを使った集客や販売に関しては、知識やスキルがなかったため、自社で勉強してやるのか(時間がない)、コンサルタントを利用するのか(お金がない)、専門人材を採用するのか(人がいない)など、いろいろ検討された結果、いずれも費用対効果が薄いと判断し、副業人材を活用することになったそうです。

また、石松様は、応募があった方のうち11名の方にヒアリングを実施されましたが、多くの方は副業を自身のキャリアアップや成長、経験につなげるために取り組んでおられるとの感想を持っておられました。

ほかにも、募集から面接、契約までの大まかなスケジュールやどれくらい応募があって、どんなやり取りがあったという詳細なところまで教えていただき、参加者の方には採用までの流れがイメージしやすかったものと思います。

八代市では、今後も、このように実践者などを招いたセミナー等を開催し、これから取り組みたいと考えている方へのご支援ができればと思っております‼

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