今日の夢日記(5)


「「お疲れ様です!」」

後ろの2人が言う

わたしは腕組みしながら白衣の男を睨みつける


「怖いよお!糸ちゃん!今日も絶好調だねえ!」

うるうるとした目で白衣の男が大声をあげる。

すると

「さっさと終わらせて寝たいです」

と淡々とした口調で私が答えた

どうやらここにいるわたしはすぐに眠る若者というくくりらしかった。

クスクス

白衣の男が口に手を当て控えめに笑う

「健康的な若者の象徴だね!よろしい!!!」

と屈託ない笑顔で拍手をしながら返答した


と思ったのも束の間、スイッチが切り替わったかの様にすっと真剣な面持ちになり

まるで百面相だなと思っていた私を他所に

淡々と話が始まる

「さて今日の任務だが、」

その一言で、凛とした空気が張り詰める


「相手基地を全滅させ、アズサを迎えに行ってきてほしい
アズサにはスパイとして潜入してもらっていたが、敵は爆弾マニアの雑魚どもだそうだ。
爆弾を作ることしか脳がない。
雑魚と言っても爆弾は一級品。そして爆弾の知識には長けているそうだ。
近距離戦にもっていけば確実にこちらが優位だな。
スピード勝負、といったところか。
まあ、しかし、あんな雑魚になめられるとはウチも落ちたもんだなあ〜〜〜」

白衣の男はケラケラと笑って

じゃ、そういう事でよろしくねっ♡と
にこやかに手をヒラヒラさせて奥へと引っ込んでいった



全く話が読めないどうなってるんだ夢か?夢なのか?

と思っていると後ろから

「よっしゃ!さくっと終わらせようぜ!!」

「ジン君やる気満々じゃん〜!」

「ジンタは弱いからね、雑魚相手だと腕がなるんでしょ」

「は?!ちっげえし!舐めんな!」


「にしてもなんでそんなに弱いヤツらが俺らに喧嘩うってきたんだろうねえ〜?
聞いたこともないから慎重にってアズくん派遣させたみたいだけど必要なかったかもねえ〜?」

「大体ボスはガキなんだよな!そんな雑魚下っ端に始末させりゃいいのによ!「雑魚の癖に喧嘩売ってきたお礼♡」とか言ってわざわざ相手基地に乗り込んで全滅させろだのなんだのって
時間と体力の無駄。
しかも今日は下っ端の同行無し。「3人でぶっ飛ばしてきちゃってよっ!あ!アズサいれて4人か!」とか働かせすぎだろ!死ぬぞ!」

「まあ確かに多すぎても動きづらいだけだしこれはこれで好都合だな。」

「つーか相手も馬鹿じゃねー?たかが爆弾だけで俺らに喧嘩うって勝てたら吸収して大幅に勢力拡大。
って魂胆だろ?相手のボスは阿呆なのか?それともギャンブル好きか?」

「博打にしちゃあ、ちょお〜っと勝率がなさすぎるよねえ〜!!」

「大博打にも程があるな、まあそうは言っても戦ってみなきゃわからんわけだし手は抜くなよ」

「「さすが糸ちゃん慎重派!!!」」

「うるさい。」

なんて愚痴をこぼしつつも

私たちは、暗く長い廊下を歩きエレベーターへと乗り込んだ

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