統合の道のり
月に一度日記をしたためるルーティンになってるな。
・身実共に
今月、私は親身になった。文字通りの意味で。
すこしボディとお近づきになれたと思う。
もともと肉体への興味はすごくある。人を観ることが趣味といってもいいくらい。だけどそれは知らない文化への憧れに似た探究心であって、観察した筋肉美も健康もあんまり自分事じゃなかった。
ボディイメージがあれば電柱とフェンスの間に挟まったりしないし、体力を知っていれば壊れたロボットみたいにカクカクになるまでバイトを詰め込んだりしない。怪我も痛みも他人事で、ハゲなんかはちょうど良く手に入ったお役立ちツールで、体の調子の良し悪しなんて考えたことがなかった。メンタル(靈界含む)のほんの一部を占めるフィジカル(エーテル含む)は例えるなら内臓の中の盲腸で、あるパターンも面白いけど無いなら無くていいものだった。
そんなやつがなんで急に肉体に歩み寄ったかというと「好きな人間と食う飯ウマ」という発見からである。そんなん当たり前やんと思われるかもしれんが、食事のことを補填だと思っていた私がここに氣づけたのはすごいことだ。
飯ウマは正義。
可愛いも正義。
飯ウマといえば今月から新しいお店で働いている。ちょっと奮発してあそこ行っちゃいますか!って感じに小洒落た雰囲氣の、活氣と人情に溢れた居酒屋だ。
この店の素敵な所は、お客さんがみんな、人と楽しく話そうとか祝おうとか、自分へご褒美あげちゃおうとか、ご飯を愉しむためにルンルンで来店されるところだ。お通しを出すとほとんどの方が「わぁー!」と目を輝かせてくれる。で、どこの個人経営もそうだろうけどまあ大将の癖が強く、皆さん大将のテンションとお酒に当てられてすっかり上機嫌になって帰っていく。「楽しくごはんを食べるって、よい」と知った途端にこんな世界が見られた。氣づくとそちらに世界が開くのね。
・めんどくさ女神を愛して
あとは男神性と女神性のめくるめく共存の物語についてだが、4月は結構大きな節目を迎えたと思う。
私だってちゃんとハタチ女子みたいなめくるめき方をしているので安心してほしい。ピチ……。
私の思考回路はかなり男性脳なのでロジックに偏ると今が直線上に、恋が座標に堕ちてしまい、都度迷子の初期装備プレイヤーみたいになる。ただ女神に愛を捧げることで精神的に成長するっていう漠然とした方向性は見失ってない。そのためには自立したイケメンでなくてはならず、自立するには女神からの褒め言葉に乗せられて衝動をアートの方に流し続ける必要がある。しかし俺のゲージュツと女神とのコミュニケーションを両方同時にこなすのは難しくて、二兎を追ううちに迷子になる。しっかり盲目である。
一方で感覚回路はスーパースピリチュアルオバチャンなので、私の映し鏡(マイダーリン)を一目見た瞬間、ああこの人はこれから愛を知るのね!信じたり信じられなくなったりしながらお互いに魂を磨き合って行くのね!可愛いじゃない!と全てを理解して祝福し、現実の距離感をめちゃめちゃ無視して完成されたツインの前提で駆け寄ってしまったりする。これはこれで盲目である。
自分の中での両者の統合のようすが、2人の恋模様として映し出される訳だけども、やっぱりクソ真面目なだけあってとっても滑稽で可愛い内容になっている。毎日記録して3万字くらいになってきたから、オチがついた際には憚らずに公開しようと思う。
どんな節目だったかというと、女神が痺れを切らしてついに家出した。「私は可愛くおねだりの準備しとくからその氣づきが終わったら呼んで(デカ欠伸)」だそうだ。
男神様は最近、自信が回復するまで動かずにお互いの信頼度を確かめようとしている。
女神は僕がいなくても楽しそうに輝いてみえるから僕の存在価値が分からなくなる。僕が叶えてあげられることはあるのだろうか?まず僕に何かを望んでくれるのだろうか?だから女神の興味がこちらに向いているタイミングで僕が沈黙することで、どんな反応をするのか、もしくは氣にせず他のことを楽しむのか見ようとした。カッコ悪いとは思う。だけど本当に僕らがそういう運命というか不思議なご縁でずっと繋がってるとしたら、それはとても嬉しいことだし、僕はそう信じたい。
というふうに男神くんは星占いをする少女のように運命の輪に手をかざし、動き出すために新鮮な感謝をチャージしている。
一方その頃女神ちゃんは、イライラしないように距離を取って冷静を保っている。というより、もうどうでもいい感じだ。
彼が知りつつある映し鏡の理は私が1年前に一瞬で理解した前提だ。それをベースに、目に見える物理で愛を表し分かち合うべく日々表現と向き合ってきた。いま、女神ちゃんにとっては、言葉や時間や態度こそが最も受け取りたい愛の形であり、勇氣を出して彼にそれをねだったのがつい先日、というわけである。ようやくツンデレのわたくしが素直に貴方との時間が欲しいと伝えたのに、音沙汰なしとは何事か。一応スピリットのプロだから貴方がご縁を実感するために留まっていることは分かったけれども、私の氣もちはどうなるの。寂しい、悔しいわ。叶えてくれないなら他を当たるわ。とオバチャン少女はご立腹だった。生理前だったのもある。そして腹の虫も鎮まり、肝がすわった眼で新しい絵と音楽の構想に熱中しつつ、女神は回路を閉ざしている。
こうして女神にも男神にも偏らず俯瞰して文章をかける程には感覚回路を鈍らせている。
すげー真面目に統合しようとしてるでしょ。自分でもオイオイ真面目がすぎるぜ、と思うぜ。
いつもこんなに一所懸命じゃないよ。やりたいこといっぱいだしオーダー絵も絵画研究も音楽も楽しんでる。少しダラダラが足りてないかな。
男神でも女神でもない全体の私の視点は、穏やかで花が満開で良い香りがしてる。あなたの今も輝いていますように🌼✨ありがとう。
2023.4.23 ZEN
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