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#11 抗がん剤第二弾「パクリタキセル」投与がスタートしました。

ラジオおおだての運営、また、みそソムリエとして地域の食や資源をお味噌を軸にデザインしておりますakikoです。

2人に1人が生涯に何らかのがんを発症すると言われている時代。
これからを生きるための生活知識として、私の乳がんが少しでも参考になれば幸いです。

①令和5年3月、48歳でステージ3cの乳がん発症。
②令和5年4月、右胸全摘手術。
③令和5年5月~7月、抗がん剤治療(第一弾)エピルビシン+エンドキサン

今日まで、上記のようなスケジュールで治療が進んでおります。
そして、8月1日より抗がん剤治療第二弾「パクリタキセル」の投与がスタートいたしました。

③の抗がん剤第一弾「エピルビシン+エンドキサン」は、3週間に1度の投与を4回行いました。

次いで今回からの抗がん剤第二弾「パクリタキセル」は、1週間に1度を3週連続後、4週目はお休み。これを4回行う予定です。


抗がん剤投与中の様子はこちら↓


新幹線のグランクラスのような大型リクライニングシートにて投与
手元にシートのコントローラーがあります。

私の通院する病院の化学療法室には、ベットとリクライニングシートのブースがあります。
その日によって、空いているブースで投与します。

抗がん剤投与は前後の説明やらも合わせて約2時間かかりますが、その間は、寝てよし、食べてよし、飲んでよし、テレビよし、(マナーモードで)スマホよし、読書よしの究極リラックスタイム♪


私はこの時間にFacebookをUPしたり、持ち込んだ本を飲み物片手に読んだり、うとうと寝たりしています。


ここでは、化学療法の患者さんをたくさん見てきている看護師さんや薬剤師さんと仲良くなれるチャンス。
他の患者さんの副作用の実例を聞けたり、自身の副作用の苦しさを相談したり吐き出したり、お薬についても突っ込んだ説明を聞き出すことが出来ます。

地元の病院だからこそ、乳がんは長い期間の治療が必要だからこそ、
自分の身体のために仲間を増やし、納得できる治療を受けるための知識をご教授いただきます。これが私の乳がん治療の選択の一つです。


◆パクリタキセル投与。副作用について◆

冒頭部分にも書きましたが、抗がん剤投与第二弾のパクリタキセルは、
1週間に1回の投与を3週繰り返し、4週目はお休み。
このパッケージを4回行うものとなっています。

私の懸念は、
①週に1度抗がん剤と対面すること。やりたいことがいっぱいあるので、週に一度の時間の拘束と共に、がん患者の現実に引き戻される時間が多くなることに精神的に追いつくだろうかか。

②3週間に一度の第一弾抗がん剤の時は副作用で入院までしたので、週に1度のパクリタキセルの副作用に体調やメンタルが追いつくだろうか。

この2点です。

薬剤師さんが冊子をもとにパクリタキセルの副作用について
詳しく説明してくださいました。

主治医からも事前にパクリタキセルの副作用についての説明はしっかりされているのですが、投与直前にはお薬のプロである薬剤師さんが改めて丁寧に説明してくださいます。

(怖がりの私は、この時間に薬剤師さんに自分の疑問や質問や要望をガンガン伝えています。)

主治医も薬剤師さんも、「私がより良く生きるために」を最優先した選択とアドバイスをしてくださる印象です。
そのために患者は、自分の中の「こうしたい」「こうありたい」をしっかり伝えることも必要だと感じています。


冊子を基に、ざっくりパクリタキセルの副作用についてまとめてみます。

と、その前に・・・

がんと抗がん剤(抗がん薬)で副作用が起こる仕組みについてもまとまておきますね。

たくさんの細胞によって成り立っている私たちのからだ。
その細胞の遺伝子に傷が付き、無秩序に増殖するようになったのが「がん」。がん細胞の増殖が優勢になると、どんどん正常な細胞にとって代わり、やがて健康上の問題としてあらわれてきます。

抗がん薬は、この活発に増殖を続けるがん細胞の増殖をくいとめます。
しかし、ときに抗がん薬は、がん細胞だけでなく正常な細胞の分裂(増殖)を妨げてしまいます。
特に活発に分裂(増殖)をしている、骨髄(血液を作り出す。白血球、赤血球、血小板が減少)、毛根(頭髪をはじめ全身の毛が抜ける、消化管(胃や腸。便秘や下痢、胃もたれ吐気など)に副作用が起こるのはこのためです。

日本化薬㈱パクリタキセル注射液による治療を受ける方へより引用(一部編集)


抗がん剤によってがん細胞の増殖を食い止める仕組み、抗がん剤による副作用の仕組みがザックリご理解できたかと思います。


では、パクリタキセルの副作用について。

まず、この薬の特徴と注意点、アルコールが含まれている薬剤だということです。

1回分の投与150gの場合には、ビールで約300mlに相当するアルコールが含まれています。
※ビールのアルコール濃度は5%で計算。

日本化薬㈱パクリタキセル注射液による治療を受ける方へより引用


ビール300mlと言えば、缶ビール1本強のことです。
私にとって缶ビール一本は常飲の範囲なので、全く平気なのですが、アルコールに弱い体質の方や、アルコールに敏感の方は注意が必要ですね。

アルコールが入っている薬だという特徴から、副作用とは違いますが、まずは次の点に十分気を付けることが必要です。

①パクリタキセル(点滴)を投与した方は、当日、自動車の運転や、危険を伴う機械の操作などはしないでください。

②投与後、アルコールによるめまいやふらつきの症状がおさまるまでは安静にしてください。

日本化薬㈱パクリタキセル注射液による治療を受ける方へより引用(一部編集)


パクリタキセルの副作用、主なものをまとめます。

①過敏症(アレルギー反応)
点滴中や点滴直後、数サイクル繰り返した後に現れるものがあります。
・発疹、かゆみ、じんましん、発汗、ほてり、ドキドキするなど・・・

②吐気・嘔吐
点滴後24時間以内に起こるものと、それ以降に起こるものがあります。個人差があります。
・気持ちが悪い、吐気がする、食事がとれないなど・・・

③筋肉痛・関節痛
投与から数日~数週間後に、筋肉や関節が痛むことがあります。多くの場合、数日以内におさまります。
・筋肉や関節の痛み、腕や足、腰などの痛みなど・・・

④手足のしびれ
投与から数日~数週間後に、手足にしびれを感じることがあります。
物がつかみにくくなったり、歩きづらくなったりするため注意が必要です。
症状の程度は個人差があります。
手足のしびれ、手足の痛み、感覚が鈍くなるなど・・・

⑤口内炎
⑥下痢
⑦骨髄抑制(白血球減少・血小板減少・赤血球減少)
⑧脱毛

日本化薬㈱パクリタキセル注射液による治療を受ける方へより引用(一部編集)


パクリタキセルの副作用で、一番の特徴は④の手足のしびれだと思います。

私はみそソムリエとしてレシピの制作や商品開発の仕事をしているため、
手がしびれたり包丁が持ちにくくなるのは死活問題。
事前にその旨を主治医に伝えたところ、
(私の場合は)副作用がひどくなる前に、パクリタキセルを中断するという治療方針判断を言い渡されました。ホッ・・。

主治医との意思疎通、非常に大切です!


パクリタキセルの副作用は、投与回数を重ねてから症状が重くなるものも
あると思うので、また後日、私自身の経過報告を書いていきたいと思います。


今日は抗がん剤第二弾、パクリタキセルについてでした。
まとめです。

①パクリタキセルの投与スケジュールについて。
(私の場合は)1週間に1度の投与を3週連続×4回

②パクリタキセルにはアルコールが含まれている。
アルコールに弱い人は注意が必要。

③パクリタキセルの副作用に、手足のしびれがある。
物がつかみづらい、歩きにくいなど。


週に1度の抗がん剤投与、無事にクリアできるよう頑張ります!


ラジオおおだてで乳がんの番組パーソナリティーをしています。
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