漱石とリンカーン

若き日の夏目漱石は、某占い師に「顎鬚を立てろ」と助言された。
人相学上である。
その気に何ぞにサラサラなれず、しかし気にならない事もない。
して、選ぶは髭。鼻の下の髭を立てた。

リンカーンも若い頃、ある少女から、鬚をと言われ従った。
鬚だけだと冴えないと思ったのか、選ぶはオール。
頬・顎・口と髭の全分野を結果として彼は立て、大統領にまで昇りつめた。

各々非常によく似合う。
そして今では世界共通(?)。立派なトレード・マークとなっている。



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