わたしの旦那様<詞>
長閑な日曜日 寝そべり旦那が本を読む
かつてはいたよね 子供がね
けど今2人 2人切り
ずいぶん白髪が 増えたじゃない
立ててる髭も 白くてよ
お茶など静かに飲みながら わたしはひとり笑っている
知らない間に経ったのね 経ってしまったわ30年
初めて会った日 初めて言葉を交わした日
初めて手を繋ぎ あるいたあの道
そっとあなたは 包んでくれたのよ
優しくそっとね
ああ今 わたしがもう一度 お願いしたのなら あなたはどうする?
手を繋いで お散歩しましょうと
道を歩こうと 言ったらなんと 言うかしら?
「ん?」
気がつき 振り向いたその目鼻
やはりおじさん 30年後だわ
けど好きよ どこがいいんだろ 自分でも分からないけど
わたしに合ってるわ
これからも 宜しくね
わたしの 愛した人 30年後の旦那様
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