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完全敗北から見えた可能性(エル・クラシコ分析)

エル・クラシコをお酒を飲みながら観戦し、酔ってしまいその後のリバプールvsシティを見逃してしまったサカブロのsotaです。

エル・クラシコではレアルに完敗でしたね・・・・

今日は、そんなレアル戦の分析、その中で見えてきた今後のバルセロナの可能性についての記事を書いていきます。

それでは早速試合分析に入っていきましょう!!!

バルセロナ基本情報

プレーモデル:ポゼッション

プレーシステム:攻撃4−3−3
       :守備4−3−2−1

4局面
攻撃 :ポゼッション
守備 :プレッシング
攻→守:リトリート
守→攻:保持

レアル・マドリード基本情報
プレーモデル:VERTIC(縦に速い攻撃)

プレーシステム:攻撃4−2−1−3
       :守備4−4−1−1

4局面
攻撃 :縦に速い攻撃
守備 :前プレッシング 後リトリート
攻→守:プレッシング
守→攻:カウンター

バルセロナは基本的にいつもと同じプレーモデルでした。

前半、どちらかというと縦に速い攻撃ではなかったのかという意見もあると思いますが、それは狙ったというよりもレアルにそのように誘導された形ですね。

レアルとしては、予想外だったのが前線からのハイプレスを前半の速い時間に採用してきたことですね

これによりバルセロナは完全に主導権を握られていましたからね。

レアルのサッカーとしては、高い位置からプレスをかけてのショートカウンター低い位置で奪った後のロングカウンターこの戦術でしたね。

前線からの守備では、バルセロナの2−3に合わせて3−2の形に合わせたプレッシングを行なっていました。


赤:レアル 青:バルサ

その際には、決められたマークにマンマークに近いイメージでしたね。

そのため、ペドリがCBとSBの間に入ってマークを引きつけて真ん中のスペースをデンベレが使う動きなどはサッカーIQの高さを非常に感じましたね。

プレー中に状況を見て変化させる能力はピカイチですね。

また、バルセロナが侵入してきた際には、供給源であるブスケツにはモドリッチが徹底マークで4−4(状況に応じて5−3、5−4)のラインでブロックを固めて、バルセロナが今一番苦しむ形を取っていましたね。

攻撃としては、基本的にショートカウンター、ロングカウンターをブスケツの横のレーンから狙っていましたね。

このレーンは前節、全前節も狙われていましたからね。

また、後ろからの攻撃では、攻めるレーンのMFがCBとSBの間に入り、バルサのインテリオールが1列上げさせて、そのスペースを意図的に作っていました。

MFがCBとSBの間に落ちる動き
相手スペースの創造

そして、最近のバルサの弱みであるブスケツの両脇のスペースを狙い、トニクロースからヴィニシウスへのスルーパスからの得点でしたね。

バルサファンからしたら予想していた形で見事にやられましたね・・・・

バルサは守備ではハイプレスとリトリートブロックを崩しきれず、攻撃では弱点のブスケツの両脇をやられる完璧にレアルにしてやられましたね😭

その試合の中ですが、個人的には最近のラ・リーガの中で一番良い試合だったのではないかと思います。

その理由としては、攻撃です。(守備についてはまだまだ課題はある印象です)

この試合で、これまでと最も大きく異なったのがSBの攻撃参加です。

これまでは、両ウイングがサイドに大きくはってそこからの1vs1といった場面が多かったです。

しかし、今回のクラシコでは、両ウイングが少し内側に入り両サイドバックオーバーラップをしたり、サイドにはって両ウイングが受けた際にインナーラップをしたりと、攻撃に厚みが増え、両ウイングが孤立する機会が圧倒的に少なかったです。

そのため、サイド間のコンビネーションの質が高まりそこにインテリオールを絡めることができると3トップに頼らない厚みのある攻撃(縦からのクロスだけでなく人数をかけて斜めにボールを動かして勝負する攻撃)ができるのではないかと思いました。

はっきり言って、今のブスケツの両脇でやられる攻撃は攻めきれていないことに一番の要因があると思います。

攻撃をやりきって、整えればそこまでそこのスペースを顕著にやられることはのないと思います。

以上が、完全敗北から見えた可能性です。

バルセロナファンとして厳しい試合が続きますが、次の試合は新しいバルセロナが生まれるそんな予感がしてたまりません。

来週の試合が楽しみです!!!

それでは今日はこの辺で最後まで読んでいただきありがとうございました!!

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