そもそもUWCってなに?

 UWCとは、United World Colleges の略です。UWCは、「UWC makes education a force to unite people, nations and cultures for peace and a sustainable future(平和と持続可能な未来のために、教育を人々と国、文化を結びつける力にする)」という共通の目標をもって運営されていおり、教育における多様性を重要視しています。現在は、イギリスやカナダ、ノルウェーや日本など世界中の18のカレッジがUWCに加盟しています。

 UWCの概要は、Googleで調べれば、このブログ以外もたくさん出てくるので、これ以上は割愛させていただきます。ここでは、私の主観からUWCの特徴を書いていこうと思います。

UWCと人

 UWCの最大の特徴は、生徒と先生の多様性だと思います。私が、普段仲良くしている同級生の国籍をあげてみると、ボスニアヘルツェゴビナ、カメルーン、ジョージア、カナダ、オマーン、スリランカ、アゼルバイジャンなどです。先生もトルコやケニア、アメリカなどいろんな国から集まってきています。日本の高校生活ではもちろん、普通の留学でもここまで多くの国籍の人とかかわる経験はできないでしょう。彼らは、各国から推薦されてUWCに派遣されてきた、選ばれし人たちです。そのため、これらの同級生はみんな優秀な人ばかりで日々、多くの刺激をもらっています。
 
 国籍が違えば、彼らが持つバックグラウンドも全く違います。その国でその年の唯一のUWC派遣生として推薦された人や、紛争地域出身の人など、彼らのバックグラウンドに私は興味が尽きません。これまでニュースやTwitterでしか知ることができなかった国際情勢を、当事者たちから聞くことができるのです。これほど楽しいことがあるでしょうか?

IBと大学

 UWCでは、IBDPのカリキュラムにしたがって勉強をしていきます。はっきり言って、IBはハードなのですが、高得点でIBを取得できればアメリカやイギリスなどの海外大学を受験するのに非常に役立ちます。UWCのIBでは、そこそこ高度な内容を英語で学べるため、大学以降の進路を海外で考えている人にとっては有益な経験になります。また、UWCであれば、海外大学の受験についても、専門の University Advisor がしっかりと対応してくれるのでスムーズに進路を考えることができます。

 UWCの特徴(魅力)を語っていると、どんどん長くなってしまいそうなので今回はこのあたりで切ります。少しでもUWCについて知る手掛かりになれば幸いです。


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