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骨折日記 366日目~463日目(通院完了)

366日目~368日目

抜釘手術を行った翌日。
一度目に比べて二度目の手術はダメージが少ない。よって復帰も早いと聞いていた。私もそれを大いに期待していた。
しかし切開をして内部をいじっているだけのことはある。さすがに翌日は朝早くに目が覚めたため早々に痛み止めを服用し、丸一日おとなしく家で過ごす。

その翌日。
この日は別件で病院に行く予定を入れていた。前々日に手術したとは言え、骨折自体はほぼ治っているのだし、復帰も早く出来るだろうという言葉を信じて、傷口に注意しながらも自力で運転をして出かけた。

さらにその翌日。
今回のプレート抜去にあたり、仕事は計4日の休みをもらっていた。その最後の休日である。ゆっくり休むことにした。
骨の具合は悪くない。あとは傷口が塞がればもっと良い状態になるだろう。


372日目

手術から一週間。
傷の消毒と検診のために病院へ。
今回はすべての糸で吸収される糸を使用したとのことで、抜糸は無し。
前回のこともあり、結局抜糸とはああいうものだったのかどうかをもう一度確かめたかった気もするが、まあ良しとしよう。
レントゲンで内部に異常がないかを確認したあと、今月いっぱいは傷口を濡らさないよう注意を受ける。
今回はリハビリの予定も無く、それ以降はほぼ普通の生活に戻れそうだ。

診察等 1050円


407日目

術後一か月が経った検診の日。
骨折して発覚した骨密度の低さから、約一年間ビタミン剤を服用してきた。ビタミン剤自体には骨密度を高める作用はない。だが骨の形成に必要なビタミンを補うことで、骨密度を下げない、或いは多少なりとも高めることを期待するものだ。
そもそも骨密度が同年代の平均よりも極端に低くなっている原因として、私の場合、別件で他の薬を長期的に飲んでいることが指摘されていた。なのでそちらが改善しない限り、骨密度が劇的に良くなることは考え難いだろうと初めから言われていた。それから一年。骨密度に変化は有ったのか・・

はい。
本当にわずかだが数値は上昇。コメント欄も「かなり低い」から「低い」となっていた。まあ五十歩百歩と言えなくもないが、一応は改善傾向ということで。先生も「良くなってますね」とにっこり。
しかしこの骨密度では、まだまだ足元に気が抜けない日々は続きそうだ。

診察、レントゲン、骨密度測定 2240円


463日目

プレートを抜去して早3か月。
骨に開けたネジ穴はまだ完全に塞がってはいない。だが以前撮った画像よりぼやけているように見え、他の組織が文字通りその穴を埋めようと既に再生が始まっているのかもしれない。
一方ビタミン剤はまだ服用し続けている。前回測定した数値から、骨密度は以前より多少改善しているものの標準値には程遠い。私には別件で他の通院の用があるので、しばらくはそちらで引き続き処方されることになった。
ということで、此度の骨折に関わる通院は、463日目の今回を持って先生からお墨付きをもらい、これにて終了となる。

診察等 1050円


さて。
以上で私の約1年3か月にわたるケガの経過と通院の記録はおしまい。
二回の手術を経た結果、元通りとは言わないまでも、概ね満足のいく程度には回復したと思っている。
私にとって骨折とは、以前は交通事故やスポーツ選手のケガのイメージが強く、自分と結び付けて考える事がほぼなかった。しかし実際に我が身に降りかかったことで、色々と知る機会に恵まれた。
骨折は、結構痛い。治るまでに時間がかかる。故に経済的負担も大きい。
だから折れないことに越したことはない。
それはそうなんだが。実際折れてみなければわからなかったこともあり。
何より骨折患者は骨折箇所以外はすこぶる元気である。
だから折れたことに悲観してはいない。
骨はそう易々とは折れない。だが折れるときは簡単に折れるのだ。
でも、これ以上は折らないように、気をつけなくちゃね・・


経過日数 463日
総合病院への通院 15回
リハビリへの通院 29回
総費用 158506円


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