オートモードを投げ捨てろ! スマホにこだわりのないド素人がそこそこの写真を撮るワザ
こんにちは、紀和沙(きのかずさ)です。
今日からは全自動にサヨナラ! スマホカメラのオートモードより、ずっといい写真を撮る、ちょっとしたワザをご紹介します。
スマホ写真を見る機会が増えた
Twitterやインスタグラムで、写真を見る機会は増えました。また、フリマアプリでもスマホ写真はなくてはならない存在です。綺麗な写真は、意図的に「映え」を意識したものでなくとも、憧れですよね。
ご飯の写真、風景の写真、ハンドメイド作品の写真……。
でも自分の撮った写真が、なんだかビミョウ……?
今日は、「ビミョウ」をちょっと改善する小技をシェアしたいと思います。
「ビミョウ」スマホ写真脱出ポイントは2つ!
ビミョウなスマホ写真から脱出するポイントは、たった2つ!
・オートモードを投げ捨てる
・100円均一のツールを活用する
「オートモードを投げ捨てる」!
このフレーズで「あっ」と察せた人は、早速オートモードを投げ捨てて写真を撮ってみてください。
「100円均一のツールを活用する」!
こっちは、100円均一ショップで手に入るモノを使って、ちょっと工作します。簡単ですので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
スマホカメラにこだわりがない私
まずは、この記事を書いてる時点での、私のスマホのスペックを公開しておきます。余談です。読むのがめんどくさい人は、次の見出し「やること(1):オートモードを投げ捨てる」まで飛ばしてください。
・Androidスマートホン「arrows NX F-02H」
3年前くらいに、ガラケーからスマホに変更し、その時docomoショップにたまたまあった機種です。
カメラへのこだわりは皆無です。
だってたまたま店舗にあった安い機種を、そのまま入手して使ってるだけだ
もの。カメラのスペックとか、まったく気にしていません。
そもそも、私は写真撮影じたい、ド素人です。一眼レフとかさわったことがありません。撮影のための構図やテクニックを勉強したこともありません。
でも、スマホカメラの設定をいじっていくと、「そこそこ写真」を撮るワザがわかってきました。
次の項目からは、「そこそこ写真」のためにやるべきことを紹介します。
やること(1):オートモードを投げ捨てる
まずは、オートモードで撮影した写真を見てください。
撮影環境は、室内の蛍光灯下。時間帯は朝10時頃でした。
全体的に暗くて、まさにビミョウな写真です。
なので!
ここから、スマホカメラのオートモードを投げ捨てます!
有効にするのは、「露出」と「ホワイトバランス」が調節できるモードです。
「arrows NX F-02H」のカメラの場合で紹介しますね。まずカメラを起動して「MENU」ボタンを押し、「その他」をタップ、「露出/WB調整」ボタンをタップすれば、有効になります。このあたりはスマホによって異なると思いますので、実際にカメラをいじってみてください。Google先生に聞いてみるのもいいでしょう。
「露出」と「ホワイトバランス」が調節できるモードになったら、実際に被写体を見ながら、調節してみてください!
↑上の写真は、
・室内の蛍光灯下
・ホワイトバランス:「くもり」モード
・露出:+1.0
で撮影した被写体です。オートモードで撮影したものより明るく、暖かみがある写真になりました。
この「くもり」モードは、全体がオレンジがかった印象になります。私は、食べ物を撮影するときに、使っています。全体が暖かい印象になりますね。
↑こちらは、上記と同じ灯りとホワイトバランスですが、露出を最大値にしてみました。さらに明るく、白い背景が飛んでしまいそうなほどになりました。
露出を高めに設定すると、白い背景が飛びます。光量が不足しがちな室内での撮影には、露出の値を高めに設定するといいかもしれません。
↑こちらは逆に、暗い写真にしてみました。カメラの条件は、
・室内の蛍光灯下
・ホワイトバランス:「蛍光灯」モード
・露出:-0.2
です。「蛍光灯」モードにすると、全体が青みがかった感じになります。また、露出の値をマイナスにすると、全体が暗くなります。
露出をマイナスにするのは、例えば被写体が明るすぎる場所にあるときです。全体を暗くすることで、色合いなどがハッキリ写る場合があります。
オートモードを投げ捨てる小技は、以上です。
やること(2):100円均一のツールを活用する
ここからは、スマホ写真を撮るために、工作するとよいツールを紹介していきます。工作です。と言っても、材料も道具も、100円均一ショップで手に入ります。私は、ダイソーさんで手に入るモノを使っています。
おもな材料:
・A3厚紙
・A4厚紙
・リメイクシート(80×30cmタイプ)
・アルミテープ
・カッター、はさみ
上記の材料で、「背景用ボード」と「簡易レフ板」を作ります。
「背景用ボード」の作り方
リメイクシートを、A3厚紙サイズにカットして貼ります。これだけ。
リメイクシートとは、壁などをリメイクするためのシール状の壁紙です。いろんな色・柄がありますが、白色系がいいと思います。なんだかんだで、白色系がいちばんよく使います。次点で黒一色とか。
これで、小物やハンドメイド作品の撮影に使える、背景ボードができました!
注意したいのは、厚紙は自重で歪むことがある点です。デコボコのところに置いておくと、自然と反ってしまいます。保管するときは、平らな場所に置くのがいいでしょう。
「歪むのはイヤ!」という人は、厚紙ではなく、木の板(ベニヤ板など)にリメイクシートを貼るといいでしょう。木の板も、100円均一ショップで手に入ります。便利な時代。
なお、黒一色の背景が欲しいときは、ダイソーのB4サイズ黒色厚紙を入手すればよいでしょう。リメイクする必要がありません。
「簡易レフ板」の作り方
A4厚紙に、まんべんなくアルミテープを貼り付けます。シワとかも気にせず貼ります。これだけ。
撮影時に、光を反射させて、被写体を明るくするためのツールです。銀色のアルミテープが光を反射して、被写体をほわっと明るくします。A4厚紙の中心に、うっすら切れ込みを入れて、半分折りにできるようにしておくと、さらに便利かも。
↑上の写真は、「背景用ボード」と「簡易レフ板」を使用した場合の違いを撮影してみました。カメラの条件は、
・室内の蛍光灯+電球の灯り
・ホワイトバランス:「くもり」モード
・露出:+0.7
です。
左が「簡易レフ板」なしの写真。
右が「簡易レフ板」ありの写真です。
どうでしょうか? 右の方が、ネコの顔が明るくなっているのがわかりますか? 簡易レフ板で、電球の光を反射させ、被写体をほわっと明るくさせました。
「反射する光を、もっとやわらかいものにしたい」人は、白い厚紙にアルミテープを貼らずに、そのままレフ板として使ってみるとよいでしょう。
まとめ:怖がらずにカメラの設定を変えていこう
スマホ写真の「ビミョウ」は、オートモードに頼り切っているところから始まります。
まずはオートモードとサヨナラする!
スマホカメラの設定をいじったことのない人は、尻込みするかもしれません。ですがオートモードを投げ捨てたところから、すべては始まります。明るさを変える「露出」と、色合いを変える「ホワイトバランス」。この両者を上手く調節してみてください。きっと、ずっとよい写真が撮れることでしょう!
素敵なスマホ写真ライフ、始めてみてください!
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