【ネタバレあり】北野武映画「首」感想を簡単に
既に情報が出ている通り、一言で表すと「BLだった」。
これに関しては論ずることはないんだけど、「山崎の戦い」すら知らないぐらい日本史に疎い私としてはストーリーが原作を読んでもやっぱり難しかった。
武映画を観るのは多分初めて。
痛いのが苦手。
ネタバレされたのでアウトレイジも観ていない。
だから言えることだけど思ったよりグロくなかったなぁ。
痛いシーンもあまり無かった。
タイトルになっているように斬首のシーンは大量にあるんだけど、あっさりと終わるのでショッキングでもなかったな。
それにしても加瀬亮がかっこいい(目当てで行ったただのファン)。
派手好きの信長だから身につけている物もかっこいいし恐らく最初で最後であろうゴリゴリの尾張弁。
「狂った」と散々謳われてるけど本当に信長はこうだったんじゃないか?と思わせる演技。
今まで大奥で言われることはあっても男色家(それも家臣も含めて)の信長は斬新だったなぁ。
あとはやっぱり出演芸人の多いこと。
感動したのはアマレス兄弟。
家、ついて行ってイイですか?で出ることは知っていたけど、チビとデカブツだとは知らなかった。
役名は変わっていたけど。
冒頭から終盤まで活躍するキャラクターなのでおいしいなぁ、と。
劇団ひとりが出てきたのは笑ってしまった(いちゴッドタン視聴者として)。
事前に読んでいたのは単行本だから加筆修正された文庫版を買うか迷っている。
歴史に詳しい人や文庫版読んでたらもっと理解できたのだろうか。
後ろにいたカップルが「つまんなかった」「ねーびっくりした笑」と言っていたけれど予備知識が全くない人は楽しめるのだろうか。
でもカンヌで喝采を浴びたということはそうでもないのだろうか。
正直なところサムライやニンジャといった日本のステレオタイプがウケたのでは?とも思うが。
なんにせよ1回は観て損は無い映画だとは考える。
というより1人でも多くの人に観ていただきたい。
残酷なシーンばかりではなくビートたけしらしいアドリブ(笑えるシーン)もあるよ。
てか原作の村に残った女(年端もいかない子どもすらも)を襲うシーンは無かったし、むしろ綺麗に仕上がってるわ。
予告ではナポレオンが気になった。
ちょうど「君たちはどう生きるか」を読んでいるところだということもある。
変な家は原作を買いそうになったが詰み本を消化してからでも間に合うはず。
最初はただの間取り紹介本かと思ったけど小説だとはね。
作者の写真も相待って怖い。
ウォンカの映画も観たい。
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