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日本人は知らない日本人の犯した罪

こんにちはRikuです

昨日衝撃的なニュースが飛び込んできました。

それがこちらです 

<日本人旅行者がカンボジアで現地のタクシードライバーを殺害し、タクシーを盗む>

事件の全容はこんな感じです。 

地元警察に逮捕されたのは、20代の男性二人組。2019年3月17日にカンボジア国内で1度タクシーを盗もうとしていたが、カメラがあっため断念。別のタクシーに乗り込み、移動中に運転手を刺殺し、遺体を道路に投げ捨てて逃走した。彼らの運転するタクシーはその後、事故を起こして動けなくなり、車を捨て走って逃走したところで逮捕された。

被害者は4人の子の父親だった。

 

このニュースを最初に聞いた時、日本人がカンボジアで殺害されてしまったのかと認識してしまうほど前代未聞な出来事でした。

日本人旅行者が海外で殺されてしまうという事件はまれですが、たまにあります。

しかし、日本人が海外で事件を起こすというのは極めて異例であり、この事件は日本人であるならばしっかり知らねばならないと思うのです。

 

ここからは自分の思ったことを書いていくので、少し長くなるかもしれませんが、読んでいただければ幸いです。

 

 

<犯人である日本人について> 

人を殺めるというのは、いかなる理由があろうともやってはいけない行為であることは間違いないことです。

それが国外の場合は国内での場合とはまた異なった大きな影響があります。

みなさんが知っているように第一次世界大戦に引き金となったのはオーストリアの皇太子がセルビアの人に殺害された事件です。 

犯人はこのような事実を知っていたのでしょうか?

もし戦争が起こったらどう責任を取るつもりだったのでしょう?

 全く理解できません。

 

<なぜわざわざ海外で?>

これは憶測での話になりますが、カンボジアというとまだまだ発展途上国であることは確かだと思います。

多くの日本人がアジアのそのような国をどこか下に見ている部分があるのではないでしょうか

これは聞いた話ですが、アジア圏に来た日本人が店員に横暴な態度をとったり、無理に値下げをさせようとしたりすることがまれにあるそうです。

そのような認識があるからこそこのような残念な事件が起こってしまったのかもしれません。

まず、日本が裕福で他のアジアの国は貧しいという時代はとうの昔に終わりました。

日本よりも裕福なアジアの国はたくさんあるし、成長率はかなり多くのアジアの国が日本よりも高いでしょう。

もちろんどちらが上でどちらが下だ。という議論をしたい訳ではなく、

日本の方が優れているという認識は今すぐにでもやめるべきということを言いたいのです。

 

<海外旅行者の態度>

 

海外旅行はその国にお邪魔させてもらっている訳です。

決してお客様ではありません。

その国の文化を理解し、ある程度の知識を持った上で行くべきであると思います。

 

あなたの行動が現地の人の日本人のイメージを作り上げるのです。

あなたが好感の持ってもらえるような振る舞いをした場合、周りの現地の方は日本という国に対してもあなたを通して好感を持ってくれることでしょう。当然逆も同じことです。

 

あなたは海外に旅行する際、日本を代表しているんだという認識を持てていますか?

 

そのような観点から見ると今回の事件でカンボジアだけでなく、他の国でも日本の信頼が落ちたと考えられます。

「日本人も海外で事件を起こすのか」と。

今までの日本人の信頼度合いというのは日本のパスポートに表れています。

日本のパスポートを持っていればほとんどの国でビザを申請することなく入国できます。

最近でも、ブラジルがビザ無しで入れるようになったそうです。

これは今までの日本人旅行者に対する信頼です。

多くの国で  「日本人を自分の国に入れても何の問題もない」  という認識ということですから。

つまり、今回の事件で日本が信頼を失ったのは確かです。

これがどう影響してくるかはわかりません。

 

ただ失った信頼を回復するのはとても難しいことです。

 

大袈裟だと捉える方もいるかもしれませんが、自分はとてもショックで、ショックで終わらせたくないと思い記事を書きました。

 

自分は今海外にいるので日本でどれくらい大々的に報道されているかわかりませんが、この事件は全ての日本人が知るべき非常に重大なものだと思います。

多くの人が知ってくれることを願っています。

 

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