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CLASS101+の歩き方

こんばんは。七雪凛音です。

先日、マシュマロに「class101は履修されていますか?」という質問がありました。

class101自体は2021年頃から登録していまして、定額サービスのclass101+は昨年末頃から登録し、ちまちまと色々なレッスンを見ています。

せっかくなので、class101+の特徴と良い点、悪い点、またおすすめのレッスンをご紹介します。

class101とは?

class101はオンラインレッスンサービスのひとつで、デジタルイラストだけでなく、アナログイラストや刺繍、裁縫、はたまた料理から音楽まで、幅広いジャンルのレッスンが用意されているのが特徴です。

基本的にレッスンはすべて録画されているもので、いつでも好きなところで受講できます。

class101+の特徴

デジタルイラストの定額オンラインレッスンサービスというと、パルミーを思い浮かべる方が多いと思うので、パルミーと比較しつつ説明します(かつてパルミーの6か月プランを契約していたこともあります)。

まず、パルミーに比べると月額が非常に安いです。
パルミーは月額9,800円ですが、class101+は月額1,950円で受講することができます。ただし、アナログイラストや一部のレッスンで、もしレッスン用のキットを購入したい場合は別途費用が必要です。

ラインナップとしては、テーマごとにクラスが提供されているパルミーと異なり、class101+はアーティストさん/イラストレータさんがそれぞれ独自でクラスのテーマを設定して提供しています。

たとえば、パルミーの場合は「身体の描き方講座」「ポージング講座」といった分類があるのに対して、class101+の場合は「デジタルイラストで優しい雰囲気の少女を描こう(講師:〇〇さん)」「カッコいい色使いで描く男性キャラクタデザイン講座(講師:〇〇さん)」と分かれているイメージです。

(例)kakimakuさんのクラス「魅力的で可愛い女の子イラストをデジタルで描く」

class101+の良い点

以上の特徴から、もし自分の好きなイラストレータさんがclass101+でクラスを開講している場合、そのイラストレータさん独自の描き方や考え方を学ぶチャンスがあります。

クラスの大まかなカリキュラムとしては、ツールの使い方、簡単な描き方、実践的な描き方、という構成になっていることが多く、とくに後半のレッスンになるほど、そのイラストレータさんの技術や方向性が色濃く表れる印象です。

また、レッスンにはコメントやミッション(課題)が設定されているものもあり、自分で描いた成果を投稿することで講師からコメントやアドバイスをもらえる機能もあります。

class101+の欠点

逆に言うと、カリキュラム構成は似たり寄ったり(被っている)なクラスも多く、たとえば「顔の描き方を集中的に学びたい!」と思っても、なかなか顔だけにフォーカスを当てたクラスは無いのが現状です。
※私がまだ覗いていないクラスもたくさんあるので、一通り受けたら印象が変わるかも……

とくにイラストを始めて間もない初心者の方にとっては、むしろ自分の苦手な点を集中的に強化するために、パルミーのようなテーマごとの講座のほうが向いているのではないかなと思います。

また、最近は本場の韓国向けに提供されていたクラスが日本でも視聴できるようになりました。

韓国の方のレッスンそのものは非常にクオリティが高いのですが、残念ながら日本語字幕が自動翻訳なため、あまり品質が良くありません。理解できなくはないのですが、言っていることを正確に理解したかったら、きちんと翻訳されている英語字幕で視聴する必要があります(もちろん英語力が必要です)。

class101+の活用方法

以上をふまえた、私が考えるclass101+の活用方法です。

1.自分が好きな/目指す画風に近いクラスを探す

クラス一覧を眺めて「素敵!」と感じた画風のクラスを見つけます。また、自分の今の描き方や、自分が楽しいと思う描き方に近い描き方をされているイラストレータさんを見つけるというのもアリです。

もちろん、それ以外のクラスでも役に立つクラスはあると思いますので、タイトルやカリキュラムを見て内容で決めるのも良いと思います。

2.気になったレッスンだけつまんで見る

講師のみなさん、ごめんなさい……。
でも、どのクラスも序盤は十中八九「クリスタの使い方」「Procreateの設定方法」とかなので、飛ばして問題ないことがほとんどです。

なんなら「模写をしてみよう」「正面の顔を描こう」あたりも場合によってはスキップします。

1.でクラスを選んだときに自分が気になったこと、たとえば
「このさらさらな質感の髪の毛、どうやって描いてるんだろう?」とか、「こんなに幻想的な雰囲気、なんのブラシで塗ってるのかな?」とか、
「この可愛らしさは構図の考え方から来ているのでは?」みたいな、
ある程度知りたい情報を明確にしたうえで、そこに言及しているレッスンを見ます。

そして、それは大抵の場合クラスの後半にある、「一枚絵を描いてみよう」のような実践的なレッスン(≒そのイラストレータさんのメイキング)で説明されていることが多いです。

3.気づいた点はメモして実践

これはclass101+に限らず何でもそうですが、自分の描き方にも応用できそうな方法はきちんとメモに残しておいて、次のイラストで使ってみるようにします。

また、逆にいま描いているイラストで詰まった部分があれば、それを解決するための手法を見つけるためにクラスを見て、見つけたら試してみるというのもありです。

ちなみに、私はこういった動画を見ながら一緒に描くということはあまりしません。このあたりの受講姿勢はお好みで良いと思います。

おすすめのクラス

というわけで、正直に言うとどのクラスがおすすめかというのは、それぞれの人が目指す絵柄や画風、あるいは克服したい苦手な点や考え方によって大きく変わってくると思います。

ここでは私が受けて良かったと思うクラスを2つご紹介しますが、ぜひクラス一覧を眺めて、自分のためになりそうなクラスを探してみて下さい。

(そもそも私もまだ2~3個しかまともにクラスを受けていないので、もっと受けたらおすすめも増えていくかも)

momochyさん:イラストで自分も周りも笑顔に❁デジタルでも暖かみのあるかわいい作品を描く方法

momochyさんはデジタルイラストでもアナログのような優しい雰囲気のイラストを描かれていて、一番私が目指したい画風に合っていると思い受講しました。

とくに、色の塗り方といった基本的なことでなく、全体的な色のバランスの整え方や、デジタルならではの色・エフェクトの加え方も丁寧に解説されていて、とても参考になりました。

このあたりの内容は、新年に投稿したきりんちゃんのイラストにも応用しています。

少し脱線しますが、momochyさんはyoutubeでもメイキング動画をあげていらっしゃり、このあたりも非常に参考になります。あと、イラストが本当に可愛いので見ているだけでも癒やされます。

しらほさん:女の子イラストのかわいさを引き出す「法則」 ~ふんわりかわいいキャラクターを1からデザインしよう~

こちらもトップページのイラストを見て「可愛い……!」と一目惚れし受講。比較的基本的な内容が多く、入門者の人でもとっつきやすいクラスです。

とくに、マインドマップを使ったキャラクターデザインのテーマ決めと、色使いとの紐づけ方法に「なるほど」となりました。

色の選び方や塗り方には今も苦手意識があるのですが、配色のコツやテーマに沿った配色を意識すればよいことを実践し、ぐっと配色に対する苦手意識が減りました。

先日描いた肇ちゃんのイラストは、このあたりのことをかなり意識しています(元ネタの衣装の時点である程度色が決まっているものではありますが)。

おわりに

定額サービスが始まるまでは、1クラス数万円することもあってなかなか手が出しにくかったclass101ですが、定額でいろいろなクラスを手軽に見やすくなりました。ぜひお試しを。

もしおすすめのクラスを見つけたら教えてください。

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