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今何時?と「だいたい○時」

みなさん、誰かに「今何時?」って聞かれたことはありますか?

そうですね、私はあります。子供の頃の家で父親に、学生の頃の教室で友達に、職場で上司に。

ただ、その返し方ってなんか難しくないですか?相手の性格をわかってないとなんて返せばいいのかなんてわかりませんよね。
それこそ友達に時間聞かれて「んーと…○時◇分△△秒!」って答えたら、アホちゃうかみたいな目で見られることは必至ですね。逆に忙しい人の秘書さんが「○時くらいです〜」なんて答えようもんなら、次の日からその人の横には別の人がいることになるでしょう。
いやー、コミュニケーションって難しい。

で、こんな時に便利なのが「だいたい」ってワードです。英語ではaboutとかaroundですね。たまにaroundの方をすっ飛ばしてテストでまちがえたのはいい思い出です。

閑話休題。「だいたい12時!」っていえばまあ11:45〜12:15くらいなんかな〜、と思いますし、もっと細かく「だいたい12:20!」って言われれば12:15〜12:25かな〜、とも思えます。この時刻の伝え方を便宜的に「だいたい法」とでも名付けましょう。

けど、これってめっちゃ危ない表現じゃない?ってのが私の考えです。

いきなりですが問題です。なんで記事書いてる人が読者に問題出すねんって話ですが、まあまあそう怒らずに。

目の前の時計を見て、11:59だったとします。
さて、あなたはこれを「だいたい法」で伝えるなら、なんて伝えますか?

多分ですが、多くの人は「だいたい12時」って言うんじゃないかな?と思います。例に漏れず、私もそう言います。

じゃあ11:58だったら?
これもおそらく「だいたい12時」ですよね。
11:57?「だいたい12時」です。

で、ここからが私の意味不明論法なのですが、これって逆向きの数学的帰納法じゃないですか?
だってだって、11:59=だいたい12時、11:58=だいたい12時、って、これどんどん後ろ向きにドミノ倒しじゃないですか!帰納法!!
そしたら、11:30もだいたい12時ですよね!11:01も!なんなら11:00ですら12時だ!

ってことは、世の中の全ての時刻は初めに自分が口にした「だいたい○時」の「○時」に収束しませんか!?
えっ、違う!?

なんか間違ってるんでしょうけど、何が違うのかわかりません。これを友達に話したら「お前アホちゃうか」って言われました。

これが私の見える世界の一部です。「アホだなぁ〜」と思ってくれると逆に嬉しいです。

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