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女子と敬語

900 文字

 いつもと変わらない朝だわと、心の片隅で考えている、そんな事あり得ないわ、朝日が一秒毎に大きく見え出す間にも、私の小さな部位の細胞は死滅しているんだわ。
 老眼と言われる瞳の見え方は近くの物が良く見えない、鏡を見ると私はツルツルスベスベお肌、キャー嬉しい皺がな〜い、シミもな〜い、幼少期からソバカスはあったが、それは残念ながらある。
 現代のスキンケアでソバカスも薄くなり、ホクホク、お出掛けには塗りたくり化けるから、薄っすらソバカスが見えるだけよ。

 長年、一日に一度だけ、朝、顔を洗う時しか鏡を見ないで過ごして来た。
 当然自分のお肌の事など気にしていなかった、一通りのお肌のお手入れは短縮され、時間の無駄領域と片付けているとスキンケアがわからない★★★この液体は何番目に顔に塗りたくればいいのかしら ??となる。
 説明分を読むと★★★★の前にとか後にとか・・★★★★がそもそも分からない、分からないので適当にこの辺りでお顔にピトピト付けて終わり、なんていう事をして来た。
 併せて遠方しか見えなくなった、近くの鏡に映る私はお肌すべすべに見えてしまっていた。
 ある時( ^ω^)・・・👀目に何かが入り眼鏡なしでは見えないだろうと、眼鏡有りで鏡に突進2年前ギャーッ・・・衝撃の事実が、衝撃の自分のお顔ちゃんが、浦島太郎状態で固まってしまった。
 お顔に電気カミソリ当ててチョリッと音がすると怖い、チョリッチョリッとか聞きたくない。
 お顔は月一度位は剃刀を当てていたので、それ程の無精ひげは存在していなかった、ひと安心もつかの間、お手入れしなかったお肌が存在していた。

 あれから2年が経った、眼鏡付けて鏡の前の自分にのけぞらなくなった、鏡も頻繁に見る様になり化けるのは昔のまま3分程で終るけど、同年代と比較してしまう己の弱さ卑屈さが見え隠れは女子と云う生き物には付き物なのかも知れないが、自分の嫌な部分でもあるわ~ (笑)
 年下の女子から自分より下の年齢と見られてシカとされてしまったり、ムカッ、暫くの間はその方には敬語を使って仕事をしていた、今もであるけどいいではないかとピロピロ生きている。
 
 
 
 
 
 
 
 

#エッセイ

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