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今は「普通のひと」を見つけるのが難しい

TOP画:©遠藤達哉/集英社・SPY×FAMILY製作委員会


湯舟にお湯を張って、お気に入りの入浴剤をちょいと入れて、ゆっくり浸かると「はぁぁーん」と心地よい、そんな季節になってきましたね。

あと、おでんとビールが美味しくもなってきました。
しゅんだ鍋底大根がいいんですよね。
おでんに入れたシャウエッセンもとてもいい。
うずら天もいいなぁ~


皆さんは、いかがお過ごしでしょうか。
あと、おでんの具は何が一番好きでしょうか?(笑)


さてさて、ありきたりな普通の生活の話からはじまったわけですが、誰かと一緒に食べる食事の有難みや、作ったものをおいしいと食べてくれることの幸せをあらためて感じるようになってきました。

最近だと、テレビアニメ「SPY×FAMILY」のエピソード16:ヨル’sキッチンで、料理がうまくできないヨルさんが料理ができるように、友人や弟に味見をしてもらって奮闘するわけですが(犠牲者がでますけどw)、家族がおいしいと食べて笑って貰えるのが単純にもこんなにも嬉しいだなんて・・・と気付くシーンがあります。
こういうことは、家族団らんが普通だった昔なら、当たり前にありえることだったわけだけど、今はこういう幸せを感じながら生きているひとはどれだけいるのかなぁって。

ちょっとほっこりしながらも、懐かしい感情を思い出した瞬間でした。


普通の生活・・・

家族団らんで過ごし、友だちと騒いで、修学旅行で思い出作って、好きな人ができてドキドキ青春して、受験勉強に頑張って、卒業式で寂しくなって少し泣いたり、バイトでお金を貯めて欲しいものを買いに街に出かけたり、就職して切磋琢磨し、ツライ時には同僚にグチをこぼしたり、励まされたり、励ましたり、朝まで飲み明かしたり、結婚して、家に早く帰って家族と晩ごはん食べたいと思ったり・・・

そんなありきたりな出来事が詰まった生活を送って、幸せを感じている人たちがどれだけいるのかなぁって。


仕事では今、人手が足らないこともあって、うちの会社(わたしが勤める会社)では普通に働けるひとを求めているのだけれども、それがなかなか難しい。

普通に毎日会社にきて、真面目に働いて、要領を覚えて、徐々に仕事を任せれるようになっていって、リーダとして後進を育てていくようになって、上司や部下、同僚とコミニュケーションを取る範囲が広がっていって、みたいな普通の社員になれる人が、今の時代激減していてレアキャラ化している。
だからどこの会社も、「普通のひと」争奪戦状態

結婚では、普通のひとと結婚したいと思っても、普通のひとがなかなかいない。
ある程度の年収があって、ルックスもそこそこで、家庭的なひと、穏やかなひと、優しいひと、そんな普通のひと!
と言ったところで、そんなひとと巡り合うのは、5人に1人くらいかもしれない。いやもっと低いかも。

それで、ある程度の年収を800万円以上とか言っちゃったら、日本で年収800万円超えの人口の割合は全体の9%前後なので、10人に1人以下(既婚者含む)。独身で探そうと思ったら至難の業な上に、更に普通のひとは超レアキャラでしょう。
まぁ 普通のひとは、異性にすぐ争奪されちゃって、結婚してたりします。


ここまで、つらつらつらーといかに普通のひとがいない、そして見つけるのが難しいということを書いてきたわけですが、皆さんの身近で普通のひとはどれくらいいるでしょう?

世界が感染症や戦争、ミサイルでの挑発で混沌とする中、今の生活を送ることの有難みが増してきています。
今の普通が、この先普通ではなくなり、貴重なものや理想に変わっていくかもしれません。そうここでお話しした普通のひとのように。

普通の生活、普通のひとの定義は、人によりけりでしょうし、時代によっても多少変わるでしょう。


けれども、普通という言葉には、人としてこうあるべきだよね、という思いや理想が入り混じっていて、なんというか最低限こうあるべきだよねというボーダーラインのニュアンスであったりもすると思います。

そしてそこには、人としての喜びや幸せを得ることができる家族での食事や、生活などのこうあるべきが、詰まっているような気がします。


だから「普通に生きたい」、「普通に家族と過ごしたい」、「普通に恋愛したい」、「普通に○○したい」と、つい「普通に」を私たちは使ってしまうのかもしれませんね。

普通に(普通のなかに)幸せや喜びがあることを、意識・無意識に関わらず、私たちは知ってるのかな?たぶん。


ではでは、最後はこの曲で。




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